仕事や育児で忙しい毎日。洗濯機が止まってから、洗濯物を一枚ずつ干して、乾いたら取り込む。この繰り返しを少しでも減らせたら、と思ったことはありませんか。
洗濯乾燥機の一番の魅力は、洗濯から乾燥まで任せられること。我が家では、以前は干すのに約15分、取り込むのに約5分かかっていたため、毎日の作業が合計約20分減りました。ただし、洗濯乾燥機を買えば、すべての洗濯物を何も考えずに乾燥できるわけではありません。お手入れや衣類の仕分けを面倒に感じることもあります。
我が家が日立のドラム式洗濯乾燥機を購入したのは2021年8月です。購入から5年以上が経った2026年10月現在も、同じ機種を毎日使用しています。この記事では、5年間続いている時短効果と、実際に困ったこと、ドラム式洗濯乾燥機での洗濯を効率よく済ませる9つのコツを紹介します。購入前に確認したい容量・設置場所・費用に加え、長く使って感じた本音もまとめました。
「自分の暮らしでも洗濯乾燥機は時短になるのか」「高い買い物をして後悔しないか」。そんな疑問に、購入直後の感想だけでなく、5年後の生活も含めてお答えします。
- 時短になるのは主に干す・取り込む作業。洗濯物をたたむ・片付ける工程は残ります。
- 乾燥できない衣類やシワになりやすい衣類があり、仕分けとお手入れも必要です。
便利さだけでなく、5年使って感じた掃除の負担や衣類の傷みについても紹介します。
使用している機種は、日立「ビッグドラム BD-NX120FL」(洗濯・脱水12kg/乾燥7kg、左開き)です。2021年8月に購入したモデルのため、現在販売されている製品と仕様やお手入れ方法が異なることがあります。購入を検討する際は最新モデルの情報も確認してください。
洗濯乾燥機で何分時短になる?我が家は1日約20分
ドラム式洗濯乾燥機は、洗濯機の運転時間そのものが短くなる家電ではありません。人が洗濯物を干したり、取り込んだりする時間を減らせることが、時短につながります。下の画像は、乾燥まで任せる前後の家事工程を比較したものです。

我が家では、以前は洗濯物を干すのに約15分、乾いた洗濯物を取り込むのに約5分かかっていました。
5年経った今も、毎晩、洗濯から乾燥までドラム式洗濯乾燥機に任せています。洗濯物を干して取り込む時間(合わせて20分)がほとんどなくなりました。毎日1回、同じだけ減らせると仮定すると、1週間で約140分、1か月(30日)で約10時間、1年(365日)では約121時間40分に相当します。


洗濯物を干すために他の家事を中断しなくてよいのが、私にとって特に大きな変化でした。
実際には、おしゃれ着などを週2回ほど乾燥なしで洗っているため、干す作業が完全になくなったわけではありません。また、洗濯物の仕分けや乾燥後の片づけ、フィルター掃除などの手間も残っています。
それでも、天気を気にして洗濯物を干したり、取り込む時間を考えたりする必要がほとんどなくなったことは、私にとって大きなメリットです。
洗濯物の量や衣類の種類によって時短効果は異なりますが、5年間使い続けた今でも、毎日の洗濯がずいぶん楽になったと感じています。
ドラム式洗濯乾燥機を最大限に活用するコツ9選
干す時間が減っても、毎日の使い方によっては掃除や別洗いが増えてしまいます。
5年間、基本的な洗濯方法を変えずに続けてきた我が家の工夫を中心に、乾燥まで任せやすくするための9つのポイントをまとめました。
- 液体洗剤の自動投入を使って計量の手間を減らす
- フィルター掃除を無理なく続ける
- 洗濯から乾燥までを生活時間に組み込む
- 予約機能で取り出せる時間に仕上げる
- 夜間運転の騒音と振動に気を付ける
- 普段着を選ぶときから乾燥のしやすさを考える
- 柔軟剤は必要に応じて使う
- 洗濯ネットを洗濯時と乾燥時で使い分ける
- 乾燥容量とコースごとの上限を守る
特に確認したいのは、乾燥容量、乾燥できる衣類、フィルターなどのお手入れ方法です。
暮らしに合う運転のタイミングを決めると、便利さを実感しやすくなります。
1.洗剤の自動投入を使って計量の手間を減らす
洗剤の自動投入機能を使えば、洗濯のたびに洗剤を計量して入れる必要がなくなります。あらかじめタンクに洗剤を補充しておけば、普段は洗濯物を入れてコースを選び、スタートするだけ。小さな手間ですが、毎日繰り返す作業だからこそ、便利さを感じています。
我が家では、大容量の詰め替え用洗剤を購入し、タンクに補充しています。使用できる洗剤は機種によって異なるため、取扱説明書を確認しましょう。また、タンクの定期的なお手入れも必要です。
2.フィルター掃除を短時間で終わる習慣にする
ドラム式洗濯乾燥機で意外と手間がかかるのが、乾燥後のホコリ掃除です。我が家の機種は乾燥フィルターにホコリがたまるため、毎回の洗濯後に取り除いています。
できるだけ手軽に掃除を済ませるため、10cm×10cm程度に切った古布を用意しています。フィルターや手の届く範囲のホコリを拭き取り、使った布はそのまま捨てるだけ。古布がないときはキッチンペーパーを使うこともあります。繰り返し使う雑巾などと違って、掃除道具を洗う手間がないので便利です。
ただし、毎日乾拭きしていても、次第に拭くだけでは取れない薄いホコリが蓄積していきます。我が家では2〜3か月に1回程度フィルターを水洗いしていますが、この作業は5年間使った今でも面倒に感じています。フィルターの汚れがたまると乾燥性能が落ちることもあるため、定期的なお手入れは欠かせません。水洗いについての詳しい体験は、後半の5年後レビューで紹介します。
これから購入する方は、乾燥性能だけでなく、フィルターの掃除方法や頻度も確認しておくとよいでしょう。日立公式の乾燥フィルターのお手入れ案内も参考になります。

洗濯機の近くに小さなゴミ箱を置くと、使った古布やキッチンペーパーをその場で捨てられて便利です。
3.洗濯から乾燥までを生活時間に組み込む
ドラム式洗濯乾燥機を使えば、洗濯が終わる時間に合わせて干す必要がなくなります。洗濯から乾燥まで任せられるため、寝ている間や仕事をしている間など、ほかのことをしている時間を活用できます。
下の図では、ドラム式洗濯乾燥機を使った2つの洗濯パターンを紹介しています。

パターン①は、夜に洗濯を始めて、翌朝に乾燥した洗濯物を取り出す方法です。我が家でもこの方法を取り入れており、夜に洗濯乾燥機を回して、朝に洗濯物をたたんでいます。
パターン②は、仕事などで外出している間に洗濯から乾燥まで済ませる方法です。帰宅する頃には洗濯物が乾いているため、あとは取り出してたたむだけです。
私が使っている機種では、洗濯から乾燥まで3〜4時間ほどかかります。しかし、その間は洗濯機に任せておけるため、運転時間の長さはそれほど負担に感じません。
大切なのは、洗濯機が動いている時間を短くすることではなく、自分が洗濯に費やす時間を減らすことです。生活スタイルに合わせて洗濯する時間帯を決めると、毎日の家事をより効率よく進められます。
なお、夜間や外出中に運転する場合は、騒音や振動、使用機種の安全上の注意を事前に確認してください。

「乾燥が終わったら、かごに移して時間があるときにたたむ」と決めるだけでも、洗濯の段取りが楽になりました。
4.予約機能で洗濯物を取り出せる時間に仕上げる
予約機能を使えば、起床時間や帰宅時間に合わせて洗濯・乾燥を終わらせることができます。洗濯物を取り出せる時間帯に設定しておくと、乾燥後の仕上がりもすぐに確認できて便利です。
我が家では、洗濯物が十分に乾いていないことが時々あります。主な原因として考えられるのは、次の3つです。
特にフィルターの目詰まりは乾燥性能に影響するため、こまめなお手入れが欠かせません。
乾燥が不十分なまま洗濯物を放置すると、においの原因になることもあります。予約機能を活用し、洗濯物を確認できる時間帯に運転が終わるようにしておくと安心です。


仕上がり直後の温かいふわふわのタオルを取り出せるのも、冬の小さな楽しみです。
5.夜間運転を考えるなら振動と音を確認する
就寝中に洗濯を進めたい場合、気になるのが運転音や脱水時の振動です。特に集合住宅では、家族だけでなく周囲への音の伝わり方も考える必要があります。
防振ゴムや防振マットは、設置条件が合えば振動の伝わり方を軽減できる場合があります。ただし、必ず静かになるわけではなく、製品や床の状況によって効果は異なります。まずは本体が水平で安定しているかを確認し、洗濯機メーカーが許可している設置方法・部材かどうかを優先してください。
我が家で使用しているのは、洗濯機の脚の下に置くタイプの防振ゴムです。使用する際は寸法と耐荷重を確認し、購入予定の洗濯機への適合を販売店や設置業者にも相談してください。
大型の洗濯機を設置したあとで敷き直すのは簡単ではありません。使う予定があるなら搬入前に確認しておきましょう。高さを変える部材は、排水ホースや蛇口との位置関係、床面の安定性にも影響するため、自己判断で重ねて使うことは避けてください。

洗濯機の下に隙間があると、ホコリを掃除しやすくなるメリットもあります。
私もロボット掃除機が通れる高さまでかさ上げできないか試しましたが、運転中の揺れが激しくなり、危険を感じました。
我が家の洗濯機はもともと振動が大きいため、掃除のしやすさよりも安定して設置できることを優先しました。
かさ上げ台や防振マットを使用する場合は、洗濯機に対応しているか確認し、無理に高くしすぎないようにしましょう。
6.衣類を買うときから乾燥のしやすさを考える
ドラム式洗濯乾燥機を使い始めてから、普段着はできるだけ乾燥機にかけられるものを選ぶようになりました。乾燥までまとめて済ませられる衣類が多いほど、洗濯物を干す手間を減らせるからです。
とはいえ、すべての服を乾燥機に合わせて選んでいるわけではありません。特に小学生の娘は自分の好きな服を着たがるので、乾燥機にかけられない衣類は分けて洗い、自然乾燥させています。
洗濯の時短を考えるなら、普段着は手入れのしやすさを意識しつつ、おしゃれ着などは無理に乾燥機を使わないことが大切です。
我が家の日立「ビッグドラム」は、シワを抑える乾燥機能が特徴の機種ですが、それでもシワが目立つことがあります。乾燥機が使える表示でも、素材や織り方、衣類の量によって仕上がりが変わる点には注意が必要です。
私の経験では、綿の割合が高いワイシャツ、デニム、Tシャツなどは、乾燥後にシワが残ることがあります。一方、ポリエステルを使った衣類は比較的シワが目立ちにくいです。ただし、素材名だけで乾燥の可否を決めることはできません。購入時に衣類の洗濯表示を確認するのが確実です。

毎日着る服は、購入前に乾燥表示を確認するようにすると別洗いを減らせます。大切に着たい服まで無理に選び直す必要はありません。
洗濯表示では、四角の中に丸がある記号が「タンブル乾燥」を表します。丸に点が1つなら低温乾燥、2つなら高温乾燥に対応し、記号にバツが付いていればタンブル乾燥はできません。表示について詳しくは消費者庁の洗濯表示案内を確認してください。
乾燥できない衣類だけを洗濯後に取り出して干す、アイロンが必要な服は別に洗うなど、手間が増えるものだけ仕分ける方法もあります。衣類をすべて乾燥機に合わせるのではなく、よく着る普段着を乾燥まで任せられるようにするのが現実的です。
7.柔軟剤は必要なときだけ使う
我が家では現在、柔軟剤を使っていません。
きっかけは、ドラム式洗濯乾燥機を購入して2〜3か月ほど経った頃、柔軟剤の自動投入がうまく機能しなくなったことです。洗濯してもタンク内の柔軟剤が減らなくなり、修理を依頼して自動投入ユニットを交換してもらいました。しかし改善せず、柔軟剤の種類を変えても同じことが続き、最終的には柔軟剤がドロドロに固まってしまいました。
そこで柔軟剤の使用をやめてみたところ、タオルは乾燥機にかけるだけでも十分ふんわり仕上がり、特に困ることはありませんでした。柔軟剤を使わなくても満足できる仕上がりだったため、掃除や補充の手間を考えて、そのまま使わなくなりました。
もちろん、香りや肌触りの好みで柔軟剤を使いたい方もいると思います。自動投入する場合は対応する柔軟剤やお手入れ方法を確認し、ときどき使う程度なら、必要なときだけ手動で投入する方法もあります。

これは私の使っている機種で起きたトラブルで、すべての自動投入機種で同じことが起きるわけではありません。
タンクに異常があれば、無理に使わずメーカー指定の方法でお手入れしましょう。
日立の取扱案内にも、自動投入タンク内の液体洗剤や柔軟剤がゼリー状になった場合のお手入れ方法が掲載されています。日立の自動投入部のお手入れ案内を参考に、使用している機種の説明書で確認してください。
8.洗濯ネットは洗うときと乾燥するときで使い分ける
洗濯ネットに入れたまま乾燥すると、衣類が十分に広がらず、シワや乾きムラができることがあります。我が家でも、ネットに入れたまま乾燥した衣類がクシャクシャになったことがありました。
乾燥機にかけられる衣類は、洗濯後にネットから取り出して乾燥させます。一方、乾燥機に対応していない衣類は、干して乾かす必要があります。我が家では、おしゃれ着など乾燥機にかけたくない衣類は、最初から別に洗って自然乾燥させています。
乾燥後に強いシワが残ると、スチームやアイロンで整える手間が増えます。洗濯干しを省けても、そのあとでアイロンがけに時間がかかれば、時短の効果は小さくなってしまいます。

私はシワを防ぎたい衣類は、最初から乾燥機にかけないようにしています。乾燥まで任せる普段着と最初から分けておくと迷いなく洗濯が進められます。
9.洗濯容量ではなく乾燥容量を基準に入れる
時短を優先すると一度にたくさんの衣類を洗いたくなりますが、ドラム式洗濯乾燥機には洗える量と、乾燥までできる量に違いがあります。ここは購入前にも使うときにも重要なポイントです。
乾燥容量を超えて詰め込むと、洗濯槽内で衣類が十分に動かず、シワや乾燥ムラにつながることがあります。追加で乾燥することになれば、その分だけ電気代や手間も増えます。
私の使っている日立ビッグドラム「BD-NX120FL」は、洗濯・脱水容量が12kg、乾燥容量が7kgです。これは、洗濯だけの場合と、洗濯から乾燥まで続けて運転する場合とで、入れられる洗濯物の量が違うという意味です。
洗濯・脱水を12kgまで行えても、そのまま12kgをすべて乾燥できるわけではありません。乾燥まで一度に済ませたいなら7kgを超えないようにします。洗濯物の種類やコースによっては、さらに少ない量が指定される場合もあるため、各コースの上限も確認してください。
私の使用感では、ドラム内がパンパンにならないようにし、見た目でおおむね3分の2程度に収めると乾燥しやすく感じます。ただし、「ドラムの3分の2」は重さを正確に示す基準ではなく、すべての機種に当てはまるわけではありません。実際の量は取扱説明書の乾燥容量とコースごとの上限を優先してください。厚手のタオルが多い日などは、余裕を持たせることも大切です。

普段の洗濯物が多い家庭ほど、洗濯容量だけを見ず、乾燥容量も比較することをおすすめします。
買う前に比較したいのは「洗濯の時短につながる機能」
ドラム式洗濯乾燥機は高価な買い物だからこそ、購入価格だけで決めず、使う場面を想像して比べたいところです。私が重視したいのは、乾燥まで一度にできる量、乾燥後の仕上がり、お手入れの負担の3点です。
乾燥方式と電気代・運転時間を比較する
ドラム式洗濯乾燥機には、ヒートポンプ式やヒーター式などの乾燥方式があります。一般に方式によって使う電力や温度、乾燥時間の傾向が異なりますが、実際の負担は機種やコースによります。メーカーのカタログで、同じ条件の「洗濯~乾燥」の消費電力量、標準使用水量、所要時間を比較すると判断しやすくなります。
電気代を抑えられる機種でも、乾燥に時間がかかる場合があります。一方、運転時間が短くても、乾燥容量が足りなければ洗濯を複数回に分ける必要があります。
家族の洗濯量に合った乾燥容量を確認したうえで、運転時間や電気代を比較すると、自分の家庭に合った機種を選びやすくなります。
お手入れの頻度と設置後の使いやすさを確認する
乾燥フィルターの掃除が毎回必要か、糸くずフィルターや排水経路のお手入れがどれくらい必要かも比較したい項目です。自動お掃除機能があっても、すべてのお手入れがなくなるわけではありません。
操作パネルの位置や扉の開き方、洗剤タンクへの補充のしやすさも確認しておくと、毎日の使いやすさが見えてきます。
高機能な機種が必ずしもあなたの家に合うとは限りません。普段着とタオルを乾燥まで任せたい人は乾燥容量と仕上がりを重視し、こまめな掃除が負担に感じる人はお手入れ方法を詳しく確認するとよいでしょう。

購入前の採寸が重要!設置場所・搬入経路・扉の向きを確認
洗濯乾燥機の性能が気に入っても、置けなかったり、扉を開いた状態で通路をふさいだりすると使いにくくなります。ドラム式は本体が大きいものも多いため、購入前に次の場所を測っておきましょう。
日立の公式サイトでは、搬入時に通る場所や設置に必要な寸法が図で説明されています。購入候補の機種が決まったら、各機種の据付説明書も確認し、心配な場合は販売店に設置可否を相談してください。
日立の家電品:洗濯機を選ぶ前にココをチェック!設置場所・搬入経路をチェック
洗濯物を入れる、乾燥後に取り出す、かごに移す。この一連の動きを、設置場所で実際にイメージしてみましょう。家事動線に無駄が生じない扉の向きと周辺スペースが確保できるかを確認することが、使いやすさにつながります。
我が家では、洗濯機のそばに洗濯かごを2つ置く方法が便利だと感じています。どちらも同じかごですが、役割を分けています。
- 洗う前の洗濯物を入れるかご
- 完成した洗濯物を入れるかご
1つ目の「洗う前の洗濯物を入れるかご」には、脱いだ衣類をまとめておきます。洗濯槽の中を長時間の衣類置き場にしないことで、湿気やにおいのこもりやすさに配慮できます。
小さな子どもがいる家庭では、洗濯槽を衣類の一時置き場として使わず、子どもが洗濯機に近づかない環境を整えることも大切です。ドラム式洗濯機では子どもの閉じ込め事故が報告されています。使用していないときも扉を閉め、チャイルドロックを使うなど、消費者庁の注意喚起に沿った対策をしてください。
2つ目は「乾燥が終わった洗濯物を入れるかご」。乾燥後にいったん取り出してまとめておけば、すぐにたためない時でも洗濯機の中に衣類を残さずに済みます。
我が家では、夜に洗濯乾燥機を回し、朝に洗濯物をたたんでいます。朝すぐにたためないときも、乾燥した洗濯物をかごに移しておけば、時間ができたときにまとめて片づけられます。

子どもの衣類やタオルが多いと、かごにもある程度の大きさが必要です。2つ置くと場所を取りますが、我が家では洗濯前と乾燥後を分ける方法が定着しました。
スペースが限られている場合は、折りたたみ式の洗濯かごも選択肢です。置き場所を整える方法を詳しく知りたい方は、ランドリールームの作業台と家事動線を考える記事も参考にしてください。
水道代・電気代は増えた?購入前後の家計を比較
ドラム式洗濯乾燥機を毎日使うとなると、電気代や水道代がどれくらい増えるのか気になるところです。
そこで、洗濯乾燥機を購入する前後の1年間で、電気料金と水道料金を比較してみました。
ドラム式洗濯乾燥機の購入:2021年8月
比較期間①:2020年9月~2021年8月(購入月を含む)
比較期間②:2021年9月~2022年8月

ドラム式洗濯乾燥機を購入したのは2021年8月。比較した期間は、購入前が2020年9月〜2021年8月(購入月を含む)、購入後が2021年9月〜2022年8月です。
比較の結果、水道料金は年間5,203円(月平均約434円)、電気料金は年間10,746円(月平均約896円)増えていました。合わせると、年間15,949円、月平均約1,329円の増加です。
ただし、これは家全体の料金を比較したもので、増加分のすべてが洗濯乾燥機によるものとは限りません。
電気代・水道代ともに増加していますが、もしこれが全てドラム式洗濯乾燥機導入によるものだとしても、私自身はドラム式洗濯乾燥機の費用対効果に十分満足しています。
以前は洗濯物を干すのに約15分、取り込むのに約5分かかっていました。ドラム式洗濯乾燥機を使うようになってからは、この作業がほとんど必要なくなりました。さらに、天気を気にして洗濯の予定を立てたり、洗濯物を取り込む時間を考えたりする負担も減りました。
もちろん、本体の購入費用は高く、フィルター掃除などの手間もかかります。それでも、毎日の家事に使う時間と手間を減らせることは、私にとって大きなメリットです。

感じ方は家庭によって違うと思いますが、購入から5年以上経った今でも毎日使い続けていることを考えると、十分に価値のある買い物だったと感じています。
ドラム式洗濯乾燥機を5年間使った本音レビュー
2021年8月に購入した日立のビッグドラム。5年以上経った2026年10月現在も、我が家では毎日使っています。洗濯物を干す作業が減った便利さは変わりませんが、使い続けるうちに気になった点もあります。
ここでは購入直後にはわからなかったことに絞って、5年間の実体験を紹介します。
5年経った今も、夜に洗って朝にたたむ生活が続いている
我が家は毎晩1回、洗濯から乾燥までまとめて運転しています。夜にセットし、朝にたたむ。5年間、基本的な洗濯の流れはほとんど変わっていません。

そのほかに週2回程度、おしゃれ着などを乾燥なしで洗っています。小学生の娘は自分の着たい服を選ぶので、手入れのしやすい服ばかりにはできていません。それでも普段の洗濯物の大部分を干さずに済ませられることは、今も助かっています。
一方、洗濯物をたたむ作業はそのまま残ります。朝にたたむのは正直、今でも面倒です。ドラム式洗濯乾燥機は「洗濯のすべてを自動化する家電」ではなく、「干す・取り込むという大きな工程を減らす家電」だと感じています。
フィルターの水洗いは5年経っても面倒
毎日の乾燥後に行うフィルターの乾拭きは、すっかり習慣になりました。ただし、乾拭きだけを続けていると、薄いホコリがフィルターにこびりついたようになり、取り切れなくなります。
この汚れがたまると乾燥性能が落ち、朝になっても乾燥が終わっていないことがあります。朝は洗濯物をたたむつもりで動いているので、乾燥が終わっていないと予定が狂い、家事のリズムが崩れてしまいます。
そこで2~3か月に1回程度、フィルターを水洗いしています。私がこれまで行ってきた方法は、洗面器などに水を張ってフィルターをつけ、古い歯ブラシで軽くこすってホコリを落とすというものです。水洗いすると乾燥性能は改善しますが、洗面器を用意して洗う作業自体がかなり面倒です。
ただし、歯ブラシを使う方法は私個人のやり方で、メーカーが推奨しているやり方ではありません。日立のBD-NX120FLの案内では、目詰まりがある場合は湿った布で拭くか、水で洗い流す方法が示されています。フィルターの網を傷つけないよう、取扱説明書の方法を優先し、水洗いした後は十分に乾かしてから取り付けてください。
便利な時短家電であっても、掃除の手間がゼロになるわけではありません。特に毎日乾燥を使う人は、購入前にフィルターの形やお手入れ方法を見ておくと、使い始めてからの負担を想像しやすいと思います。
衣類の傷みと運転中の振動は、今でも気になる
毎日乾燥まで行っていると、衣類の傷みが早いように感じることがあります。綿のパジャマに穴が開いたこともありましたし、タオルの端が擦り切れてしまうこともあります。穴や擦り切れの原因が乾燥機だけにあるとは断定できませんが、大切に長く着たい衣類は乾燥を避けるようにしています。
また、毎日のように洗濯乾燥機で洗っているタオルにも、長期間使用することで変化が見られました。詳しくは、エアーかおるを3年間使ったレビューで紹介しています。
また、我が家の洗濯乾燥機は運転中の振動がかなり激しいため、音や揺れが気になることもあります。特に夜間に使用する場合は、家族や近隣への影響も考えて、設置場所や防振対策を検討しておくとよいでしょう。
食洗機ほどの満足感はない。それでも次もドラム式を選ぶ
5年間ドラム式洗濯乾燥機を使った感想として、時短家電の優秀さでは、私の中では食洗機の方が上です。フィルターの掃除が必要ですし、衣類の傷みも気になります。洗濯物をたたむ面倒さまで解消してくれるわけでもありません。
それでも、今の洗濯機が使えなくなったら、次もドラム式洗濯乾燥機を選ぶと思います。毎日のように洗濯物を干して取り込む暮らしには戻りたくないからです。
使ってみてわかった不満は確かにあります。それでも、干す時間を減らせるという一番のメリットは5年間変わりませんでした。「洗濯の手間がまったくなくなる」と期待するより、「面倒な干す工程を減らせる」と考える方が、購入後の満足度にもつながると感じています。

まとめ|洗濯乾燥機で時短するには使い方と機種選びが大切
2021年8月にドラム式洗濯乾燥機を購入して5年。今も毎日使用していて、最も助かっているのは「干す・取り込む」作業が減ったことです。一方で、フィルターの水洗いや衣類の傷み、振動など、使い続けてわかった負担もあります。日常で意識したい9つのコツを整理します。
特に後悔しないために確認したいのは、普段の洗濯物が乾燥容量に収まるか、乾燥できない衣類がどれくらいあるか、掃除を続けられるかという点です。お手入れ方法は機種によって違うので、購入候補の説明書まで目を通しておくと安心です。
衣類は、すべて乾燥機で扱おうとせず、普段着と大切に扱いたい服を分けるのがおすすめです。乾燥後のシワを伸ばすためにアイロンがけが増えては、せっかくの時短効果が小さくなります。仕分けという少しの手間で、後の家事を減らせます。
ドラム式洗濯乾燥機は決して安い買い物ではありませんが、毎日の洗濯にかかる時間や手間を減らせることは大きな魅力です。
購入する際は、本体価格や電気代だけでなく、乾燥容量やお手入れのしやすさ、運転中の音や振動なども確認しておきましょう。長く使う家電だからこそ、自分の生活に合った機種を選ぶことが大切です。
私にとっては、洗濯物を干すタイミングを気にせずに過ごせることや、天気や花粉の影響を受けにくくなることも大きなメリットです。時短家電としては食洗機の方が優秀だと感じるものの、次もドラム式を選びたいと思えるほど、毎日の洗濯干しが減る価値は大きいと感じています。
購入を考えているあなたは、まず1日に干す・取り込む作業が何分あるかを数え、家族の洗濯物が候補機種の乾燥容量に収まるかを確認してみてください。さらに、フィルターの掃除方法と運転時の振動、乾燥できない衣類の量も比べると、購入後の生活を想像しやすくなります。
本体価格や機能だけでなく、5年先まで続く家事の流れを考えて選ぶことが、納得できる買い物につながると思います。


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