時短のためにロボット掃除機を使ってみたいのに、「買って後悔した」「結局使わなくなってしまった」という悪い口コミを見て心配になっていませんか?
ロボット掃除機は現代の3種の神器(※)とも呼ばれる便利な時短家電です。しかし、生活スタイルや暮らしへのこだわりによっては、ロボット掃除機が向かない人がいます。良く考えずに購入してしまうと、買って後悔することになります。
(※)3種の神器とは、ロボット掃除機・食洗機・ドラム式洗濯乾燥機の3つの時短家電のことを言います。
我が家は、3歳と6歳の子どものいる共働き家庭です。毎日忙しく、3種の神器をフル活用した生活を送っています。
この記事では、「ロボット掃除機がいる人・いらない人の特徴」をまとめました。ロボット掃除機を買って後悔しないための事前対策も併せて紹介します。
この記事を読めば、ロボット掃除機のある生活が自分に合うのか合わないのか判断することができます。買って後悔しないために、ロボット掃除機の特徴を知って事前対策をしましょう。
事前対策をすることで、ロボット掃除機をより有効に活用できます。
ポイント
- ロボット掃除機に期待しすぎてはダメ
- 特徴を把握して環境を整えれば、ロボット掃除機が上手に掃除をしてくれる
ロボット掃除機が要らない人の特徴
- 掃除に完ぺきを求める人
- 家具にこだわりがある人
- 時間に余裕がある人
- モノが非常に多い人
上記のような人は、ロボット掃除機を使いこなすのが難しいでしょう。ロボット掃除機を購入したとしても後悔することになります。
掃除に完ぺきを求める人
ロボット掃除機に完璧な掃除を求めるのは無理があります。
ロボット掃除機は、部屋の大部分を綺麗にしてくれますが、部屋の隅や細かい隙間はどうしてもやり残してしまいます。「部屋の掃除機がけがおおかたできればよい」と諦められない人は、掃除の出来上がりを見てガッカリしてしまいます。
家具にこだわりがある人
傷つけたくない大事な家具を置いている場合、ロボット掃除機がガンガンぶつかるのが心配になります。
ロボット掃除機はどうしても家具にぶつかるので、家具にキズが付く可能性があります。アプリで回避設定できる機種もありますが、そうすると当然ながら回避した場所は掃除されません。
ロボット掃除機に傷つけられたくない大事な家具がたくさんある方には、ロボット掃除機をおススメできません。
時間に余裕がある人
時間に余裕があれば、そもそもロボットに頼らなくとも人間が掃除できます。
ロボット掃除機だと部屋の隅や細かい隙間はきれいにしてくれないので、時間に余裕があるならロボット掃除機を無理に使う必要はありません。
モノが非常に多い人
床が片付いていないとロボット掃除機は使えません。
床を片付ける作業が面倒なほどモノが多く、片付ける意欲もない場合は、ロボット掃除機は諦めましょう。
逆に言うとこんな人には役に立つ
- 忙しくて掃除をする時間が惜しい人
- だいたいキレイになっていればOKと思える人
- 家具にこだわりがない人(掃除をラクにするためなら家具へのこだわりを捨てられる)
- モノが少ない人(掃除をラクにするためならモノを減らせる)
このような方には、ロボット掃除機がおススメです。
忙しくて掃除をする時間が惜しい人
普段の生活で「掃除をする時間がない」と感じている場合は、ロボット掃除機は大いに役に立ちます。
自分が掃除をしなくてもロボット掃除機が掃除をしてくれるので、多少掃除残しがあったとしても許せます。
「掃除をする時間が取れない」という理由でロボット掃除機を使う場合は、ロボット掃除機に感謝の気持ちが生まれます。
だいたいキレイになっていればOKと思える人
忙しい自分に代わって「だいたいでもいいから掃除をしてほしい」と考える場合は、ロボット掃除機が大活躍します。
部屋の角や入り組んだ場所の掃除は諦めて「だいたいキレイになっていればOK」という考えであれば、ロボット掃除機の掃除の出来上がりに満足できます。
家具にこだわりがない人(掃除をラクにするためならこだわりを捨てられる)
家具に多少の傷がついても気にならないのであれば、ロボット掃除機に対するストレスは激減します。
家具に傷がつく可能性があることを認識した上で、傷がついても許せるような家具に変更する、もしくは緩衝材を付けるなど対策できる場合には、ストレスなくロボット掃除機を使えます。
モノが少ない人(掃除をラクにするためならモノを減らせる)
元々の持ちものの量が少ない場合、もしくはモノを減らすことができる場合は、ロボット掃除機を有効活用できます。
床が片付いていないと、ロボット掃除機は掃除ができません。床を片付けるのがおっくうにならない程度にモノを減らすことができれば、ロボット掃除機が活躍します。
後悔しないための事前対策
ロボット掃除機を購入して後悔する主な理由としては以下の7つが挙げられます。
- ロボット掃除機を購入して後悔する理由
- ・掃除に時間がかかる
・床に物が多いと掃除できない
・細かい場所の掃除残しがある
・掃除中の音がうるさい
・段差の昇降ができない
・カーペットの素材によっては掃除できない
・大事な家具にぶつかって傷が付く
ロボット掃除機のデメリットともいえる7点ですが、適切に対策を取ることでロボット掃除機を有効活用することができます。
後悔する前にできる対応策を紹介します。
掃除に時間がかかる
ロボット掃除機での掃除機がけは、人間が掃除機がけをするより時間がかかります。時間がかかることを認識した上で、掃除をするタイミングを考えましょう。
「掃除に時間がかかる」の事前対策
- ながら家事をする
- 外出中に掃除する
「ながら家事」は、部屋を2つのパートに区切って、1つのパートをロボット掃除機が掃除している間にもう1つのパートで他の家事をするというものです。他の家事をしている間に掃除機がけが終わるので、時間を無駄に感じることがありません。
もう1つ、外出している間に掃除が終わっていれば、掃除自体に時間がかかっていたとしても全く気になりません。
他の家事やお出かけのタイミングでロボット掃除機のスイッチを入れれば、掃除に時間がかかっていても全く気になりません。
床に物が多いと掃除できない
ロボット掃除機は床に物があると働けません。対応策としては床の上を片付けることしかありません。
「床に物が多いと掃除できない」の事前対策
- モノを減らして片付けしやすい環境を作る
対策は、片づけることしかありません。床を片付けるのがおっくうにならない程度にモノの総量を減らしましょう。
障害物回避機能のあるロボット掃除機もあります。しかし、回避するということはそこは掃除されないということなので、おススメできません。
ロボット掃除機は、細い紐やコードを巻き込んでしまうと止まってしまいます。外出中にロボット掃除機を動かしていて、帰宅後掃除が終わっていないととてもガッカリします。
モノを減らして床を片付けるのを手間に感じない環境づくりをしましょう。
細かい場所の掃除残しがある
ロボット掃除機は、部屋の隅々まで完璧にきれいに掃除をしてくれるわけではありません。
「細かい場所の掃除残しがある」の事前対策
- スティック掃除機を併用する
部屋の角や入り組んだ場所はスティック掃除機を使って部分的に掃除機がけをしましょう。部屋の大部分はロボット掃除機が掃除してくれるので、人間が掃除機がけをする箇所は少しで済みます。
ロボット掃除機で完璧な掃除機がけをするのは難しいので、スティック掃除機を準備しておきましょう。
掃除中の音がうるさい
ロボット掃除機の音は、決して静かではありません。「うるさくなる」と覚悟した上で、使うタイミングを決めましょう。
「掃除中の音がうるさい」の事前対策
- 朝~昼間の外出中にロボット掃除機を動かす
朝〜昼間の外出中であれば、自分自身もうるさい思いをすることなく、ご近所にも迷惑になりません。
段差の昇降ができない
ロボット掃除機の形状から分かる通り、段差の昇降はできません。段差を超えてほしいのか超えてほしくないのかで対応策が変わります。
「段差の昇降ができない」の事前対策
- 昇降してほしい所は段差をなくす
- 落ちてほしくない段差はバーチャルウォールを設定
- 階段などはスティック掃除機で掃除する
超えてほしい段差は、スロープを付けるなどロボット掃除機が超えられるように段差を無くしましょう。
玄関などの大きな段差は、基本的にはロボット掃除機は落ちません。しかし、玄関マットが動いてスロープ代わりになってしまうなど、ちょっとしたことで落ちてしまうこともあります。落ちてほしくない段差は、バーチャルウォールを設定すると落ちません。
階段など、そもそもロボット掃除機で掃除するのが難しい段差は、諦めてスティック掃除機で掃除しましょう。ロボット掃除機で掃除をしようと考えるのは無理があります。
カーペットの素材によっては掃除できない
毛足の長いカーペットは、ロボット掃除機との相性が良くありません。ロボット掃除機で掃除すると傷めてしまう可能性があります。
「カーペットの素材によっては掃除できない」の事前対策
- ロボット掃除機が掃除できるカーペットに替える
ロボット掃除機をフル活用したいのであれば、カーペットは毛足の短いものに変えてしまうのがおススメです。
どうしても毛足の長いカーペットが使いたい場合は、アプリで進入禁止にすることもできます。ただし、カーペットが掃除されないので、別途掃除しなくてはいけません。
大事な家具にぶつかって傷が付く
ロボット掃除機は壁や家具にぶつかりながら進んでいくので、多少の傷は付きます。
「大事な家具にぶつかって傷が付く」の事前対策
- 家具に緩衝材をつける
- 傷が付いてほしくないような家具は置かない
傷つけたくない大事な家具がある場合は、緩衝材で保護しましょう。可能であれば、多少傷が付いても諦められるような家具に変えてしまうとロボット掃除機での掃除にストレスが無くなります。
まとめ
ロボット掃除機がいらない人
- 掃除に完ぺきを求める人
- 家具にこだわりがある人
- 時間に余裕がある人
- モノが非常に多い人
こういった人はロボット掃除機は必要ありません。買って後悔することになるので、無理にロボット掃除機を買う必要はありません。
ロボット掃除機が必要な人
- 忙しくて掃除をする時間が惜しい人
- だいたいキレイになっていればOKと思える人
- 家具にこだわりがない人(掃除をラクにするためなら家具へのこだわりを捨てられる)
- モノが少ない人(掃除をラクにするためならモノを減らせる)
生活の中で「掃除をラクにすること」に重点を置くことができる場合は、ロボット掃除機は大活躍してくれます。共働きで2人の子供を育てている我が家では、ロボット掃除機は神のような存在です。
ロボット掃除機を有効に使うための事前対策
- なるべくモノを減らして、床に物を置かない
- お掃除ロボットで掃除することを前提に部屋作りをする
- スティック掃除機と併用する
この対策でロボット掃除機のデメリットはほぼ全てカバーできます。
生活の中で「優先したいこと」を良く考えないと、ロボット掃除機を買って後悔することになります。
自分が「ロボット掃除機が要る人の特徴」に当てはまる場合、ロボット掃除機を買っても後悔しません。ロボット掃除機をぜひ検討してみましょう。
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