【賃貸OK】使ったバスタオル干す場所がない！壁を傷つけない解決策

お風呂上がりに使ったバスタオル、どこに置いていますか。

使ったバスタオルを干す場所がなくて、多くの人が悩んでいます。特に、賃貸住宅だとバスタオルをかけるところがない、という問題は深刻です。

しかし、諦める必要はありません。この記事では、バスタオルをかけるところがない賃貸の悩みから、具体的なバスタオルを干すアイデアまで、幅広く解決策を提案します。

例えば、100均で手軽に購入できる「貼ってはがせるタオルハンガー」や、「バスタオルハンガー」は、すぐに試せる優れた選択肢です。また、ニトリで人気のバスタオル干しは、機能性とデザイン性を兼ね備えています。

干し方にも工夫の余地があり、テレビ番組「ヒルナンデス」で紹介された目からウロコのテクニック、ベランダでのバスタオル干し方のコツなど、様々な方法を解説します。

この記事を読めば、あなたの家に最適な方法がきっと見つかります。

使ったバスタオルを干す場所は便利グッズで解決

バスタオルをかけるところがない時の対策

使用後の濡れたバスタオルをかけるところがない、というのは多くの家庭が抱える悩みです。しかし、濡れたタオルをそのまま洗濯カゴや洗濯機に直接入れてしまうのは避けるべきです。

その理由は、水分と皮脂を含んだタオルが密閉された空間に置かれると、雑菌が爆発的に増殖し、不快な生乾きの臭いの原因となるからです。一度ついてしまった臭いは、洗濯してもなかなか取れないことがあり、衛生面でも好ましくありません。

このため、洗濯するまでの間、一時的にでもタオルを広げて干しておくことが大切になります。例えば、浴室のドアノブや扉の上部、椅子の背もたれ、あるいは開いた状態の洗濯機のフタなどを一時的な干し場所として利用する方法が考えられます。こうすれば、何もしないよりは格段にタオルの状態を良く保てます。

ただ、これらの方法はあくまで応急処置であり、見た目に生活感が出てしまったり、他の家族の動線の邪魔になったりする可能性があります。したがって、より快適な生活のためには、専用の干し場所を確保する工夫が求められます。

賃貸でバスタオルをかけるところがない場合

賃貸住宅でバスタオルをかけるところがないという問題は、より一層深刻です。壁に穴を開けてフックを取り付けるといったDIYが基本的にできないため、解決策が限られてしまいます。

このような状況で鍵となるのは、原状回復の義務を念頭に置き、「壁や柱を傷つけないアイテム」を選ぶことです。幸いにも、現代では賃貸住宅のニーズに応える便利な製品が数多く市販されています。

突っ張り式のアイテムを活用する

代表的なのが、突っ張り棒や突っ張り棚です。これらは、壁と壁の間に圧力をかけて固定するため、ネジやクギを一切使いません。洗面所の入口や廊下、階段上のデッドスペースなど、これまで活用されていなかった空間を有効な物干しスペースに変えられます。耐荷重を確認して設置すれば、家族全員分のバスタオルを掛けることも可能です。

マグネットや吸盤タイプを選ぶ

また、洗濯機の側面を活用するマグネット式のタオルハンガーも非常に便利です。強力な磁石で固定されるため安定感があり、洗濯動線上にあるため使い勝手も良好です。

同様に、吸盤タイプのタオルバーも手軽な選択肢と言えます。浴室の壁や洗面台の鏡など、凹凸のない平らな面であればどこにでも設置できます。ただし、吸盤タイプは時間と共に吸着力が弱まって落下する可能性もあるため、定期的な付け直しや、耐荷重をしっかり守ることが大切です。

100均の貼ってはがせるタオルハンガーが優秀

手軽にバスタオルを干す場所を増やしたいと考えるなら、100円ショップで手に入る「貼ってはがせる」タイプのタオルハンガーが非常に優秀です。

このタイプの製品は、特殊な粘着シートを使って壁に貼り付けるため、工具不要で誰でも簡単に設置できるのが最大のメリットです。洗面所のタイルやユニットバスの壁、洗濯機の側面など、これまで使えなかった場所に新たな干し場所を生み出せます。必要な時に必要な場所に加えられる手軽さは、他のアイテムにはない魅力です。

しかし、便利な一方でいくつかの注意点も存在します。まず、壁紙の種類によっては粘着シートがうまく付かなかったり、剥がす際に壁紙の表面を傷つけてしまったりする可能性があります。特に、紙製や布製の壁紙、凹凸の大きい壁面への使用は避けた方が賢明です。

また、耐荷重はそれほど高くない製品が多いです。水分を含んで重くなった大きなバスタオルを掛ける際は、製品に表示されている耐荷重を必ず確認し、それを超えないように注意する必要があります。安価で試しやすいアイテムですが、自宅の壁の素材や掛けたいタオルの重さを考慮した上で、適切に活用することが求められます。

100均で手に入る便利なバスタオル掛け

前述の通り、100円ショップには様々なアイデア商品がありますが、「バスタオル掛け」もその一つで、多様な種類の中から選べるのが魅力です。低コストで色々なタイプを試せるため、ご自身の家の環境や使い勝手に最適なものを見つけやすいでしょう。

代表的なものに、ドアフック型のタオル掛けがあります。これは、洗面所や浴室のドアの上部に引っ掛けるだけで、簡単にタオルを掛けるスペースを作り出せるアイテムです。工具も不要で、ただ掛けるだけなので、賃貸住宅でも安心して使用できます。バスタオルだけでなく、バスマットやフェイスタオルなどを一緒に掛けることができる多段タイプもあり、省スペースに貢献します。

ただし、デメリットとして、ドアの厚みによってはうまくはまらない場合があることや、ドアの開閉時にガタガタと音がしたり、ハンガーがずれたりすることがあります。また、デザインの選択肢は限られる傾向にあるため、インテリアにこだわりたい場合は物足りなさを感じるかもしれません。

他にも吸盤タイプやマグネットタイプなど、様々なバスタオル掛けが100円ショップには揃っています。それぞれの特性を理解し、設置したい場所や用途に合わせて賢く選ぶことが大切です。

セリアのバスタオルハンガーを活用

数ある100円ショップの中でも、セリアにはデザイン性が高く、気の利いたアイテムが多いと評判です。バスタオルを干すためのアイテムも例外ではなく、少し工夫することで非常に便利な「バスタオルハンガー」として活用できる商品が見つかります。

その代表例が、「リング付きのステンレスピンチ」です。これは、突っ張り棒と組み合わせて使うことで、その真価を発揮します。洗面所や脱衣所の空いている空間に突っ張り棒を設置し、そこにリング部分を通してピンチを複数個吊るします。そして、バスタオルの端をピンチで挟んで干すのです。

この方法の大きなメリットは、タオルを吊るす形で干せるため、非常に省スペースである点です。タオルが壁に触れることもなく、空気の通り道が確保されるため、衛生的に乾かすことができます。リング付きなので、左右にスライドさせて間隔を調整することも簡単です。

一方で、注意点としては、ピンチで挟んだ部分に跡が残ってしまう可能性が挙げられます。タオルの生地を傷めたくない場合は、挟む場所に小さな当て布をするなどの工夫をすると良いでしょう。このように、セリアのアイテムを少しのアイデアで活用すれば、低予算で機能的なバスタオル干し場を設けることが可能です。

ニトリで人気！おすすめのバスタオル干し

手軽な100均アイテムも魅力的ですが、もう少し本格的で、デザイン性や耐久性も重視したい場合には、ニトリの製品が有力な選択肢となります。ニトリでは、様々なライフスタイルに合わせて、機能的でおしゃれなバスタオル干しが多数展開されています。

特に人気が高いのが、据え置き型の「バスタオルハンガー（タオルスタンド）」です。これは自立するタイプの物干しで、複数枚のバスタオルを同時に掛けることができます。バーの間に段差が設けられている製品が多く、タオル同士が重ならず風通しが良いように設計されているのが特徴です。移動が簡単なため、日中はリビングで加湿を兼ねて部屋干しし、夜は洗面所に置くといった柔軟な使い方ができます。

比較項目	100均アイテム（突っ張り棒など）	ニトリ（スタンド型など）
コスト	◎（非常に安い）	△（比較的高価）
設置スペース	◎（デッドスペース活用）	△（床に一定のスペースが必要）
安定性・耐久性	△（製品による）	◎（安定感があり丈夫）
デザイン性	○（シンプル）	◎（インテリアに合うものが多い）
干せる枚数	○（工夫次第で複数枚）	◎（複数枚干せる設計）

スタンド型のデメリットは、床に一定の設置スペースが必要になる点です。洗面所が狭い場合は、圧迫感が出てしまう可能性があります。

もう一つの人気商品が、アームが伸び縮みする「伸縮バスタオルハンガー」です。これは物干し竿に掛けて使うタイプで、使うときだけアームを伸ばしてバスタオルを広げて干せます。使わないときは縮めてコンパクトに収納できるため、場所を取りません。

このように、ニトリの製品は初期費用こそ100均よりかかりますが、長期的な使い勝手や見た目の満足感を考えると、十分にその価値があると言えるでしょう。

使ったバスタオルを干す場所は干し方の工夫で確保

ハンガーを使ったバスタオル干し方の基本

専用のバスタオルハンガーがなくても、普段洋服に使っているハンガーを工夫するだけで、バスタオルを省スペースで効率的に乾かすことが可能です。家にあるものですぐに実践できる手軽さが、この方法の最大の魅力です。

マント干し

最も簡単な方法の一つが、ハンガーにバスタオルをマントのように羽織らせて干す方法です。ハンガーの肩の部分にタオルを掛け、風で飛ばないように数カ所を洗濯バサミで固定します。タオルが二つ折りにならないため重なる部分が少なく、空気の通り道ができて比較的早く乾きます。

M字干し

より速く乾かしたい場合におすすめなのが、ハンガーを2本使う「M字干し」です。2本のハンガーを少し離して物干し竿にかけ、その上にバスタオルをM字の形になるように波打たせて掛けます。こうすることで、タオルとタオルの間に大きな空間ができ、抜群の風通しを確保できます。

これらの方法は、物干し竿のスペースをあまり取らないため、他の洗濯物が多い日にも重宝します。ただし、ハンガーの形状によってはタオルが滑り落ちやすいこともあるため、滑り止めがついたハンガーを使ったり、洗濯バサミでしっかり固定したりといった工夫が大切になります。特別な道具を買わなくても、少しのアイデアで洗濯の効率は大きく向上します。

ヒルナンデス紹介のバスタオル干し方とは

生活情報番組で紹介される家事のテクニックは、多くの主婦の知恵が詰まっており、実用的で試してみる価値が高いものばかりです。日本テレビ系列の「ヒルナンデス！」でも、バスタオルの効率的な干し方が過去に何度か紹介されており、それらの方法は多くの家庭で参考にされています。

スカートハンガーを使った「コの字干し」

番組で紹介されたアイデアの一つに、スカートハンガー（またはピンチ付きのズボンハンガー）を活用する方法があります。バスタオルの長い方の辺の両端を、スカートハンガーのピンチで挟みます。そして、物干し竿に掛ける際に、ハンガーを竿に対して垂直ではなく、平行になるように掛けるのです。すると、バスタオルが「コ」の字の形に垂れ下がり、その内側に空洞ができます。この空洞を風が通り抜けるため、非常に効率よく乾かすことができるというテクニックです。干す幅を調整できるため、省スペースにも繋がります。

伸縮バスタオルハンガー

また、番組では便利な洗濯グッズとして「伸縮バスタオルハンガー」も取り上げられました。これは、ハンガーのアーム部分がスライドして伸びる仕組みになっており、干すときには最大幅まで伸ばしてバスタオルを広げて干すことができます。これにより、シワにならず、乾きも早くなります。使わないときやフェイスタオルを干すときにはアームを縮めてコンパクトにできるため、収納にも困りません。

このように、テレビで紹介されるアイデアを取り入れることで、日々の洗濯の悩みが少し解消されるかもしれません。

ベランダでバスタオルを干すコツ

天気の良い日にベランダで洗濯物を干すのは気持ちが良いものですが、バスタオルのような大物は、干し方一つで乾くスピードが大きく変わります。日光と風を最大限に活かすための、いくつかのコツがあります。

ずらし干しで速乾

最も基本的かつ効果的なのが「ずらし干し」です。物干し竿にバスタオルを掛ける際、二つ折りにするのではなく、片方を長く、もう片方を短く、ずらして干します。こうすることでタオルが重なる部分が減り、風通しが良くなります。

さらに応用として、タオルの対角線の角がそれぞれ一番上と一番下に来るように、斜めにずらして三角形のように干す方法もあります。こうすると、水分が一番下の角の一点に集中して滴り落ちやすくなるため、より早く乾くと言われています。

風対策と衛生面の注意

ベランダ干しで注意したいのが風です。特にハンガーを使って干す場合は、風で飛ばされてしまわないよう、竿をしっかり挟むタイプの強力なピンチや、フック部分にストッパーが付いたハンガーを使用すると安心です。

また、日光による紫外線には殺菌効果が期待できますが、一方で、タオルの色褪せや生地の劣化を早める原因にもなります。お気に入りのタオルは、裏返して干したり、直射日光が強すぎる時間帯を避けたりすると長持ちします。加えて、花粉や黄砂、PM2.5などが飛散している日に外干しすると、せっかくきれいにしたタオルに付着してしまう可能性もあるため、天気予報をよく確認することも大切です。

すぐ真似できるバスタオルを干すアイデア

専用の物干し台や広いベランダがなくても、少し視点を変えるだけで、家の中の意外な場所が優れたバスタオル干しスペースに変わります。ここでは、すぐに真似できるクリエイティブなアイデアをいくつか紹介します。

デッドスペースの徹底活用

多くの家で見過ごされがちなのが、階段の手すりやその上の空間です。特に吹き抜けになっている階段は風通しも良く、絶好の物干しポイントになり得ます。ここに突っ張り棚を設置すれば、家族数人分のバスタオルを余裕で干せるスペースが生まれます。実際にこの方法で、6年以上も問題なく活用しているというユーザーの声もあります。

浴室乾燥機の活用

もしご自宅のユニットバスに浴室換気乾燥暖房機が付いているなら、これを使わない手はありません。備え付けのランドリーパイプは、まさに洗濯物を干すための設備です。お風呂上がりにそのままバスタオルを干し、換気や乾燥モードをオンにしておけば、翌朝にはカラッと乾いています。洗面所からの見た目もすっきりし、湿気対策にもなるため一石二鳥です。

インテリアと融合させる

最近では、デザイン性の高い「ラダーハンガー（はしご状のハンガー）」も人気です。壁に立て掛けるだけで設置でき、タオルや衣類をおしゃれに「見せながら」干すことができます。使わないときでもインテリアの一部として様になるため、生活感を隠したいリビングや洗面所に置くのに最適です。

このように、固定観念にとらわれず、家の特性や自身のライフスタイルに合わせて工夫することで、バスタオルを干す場所の問題は解決できるはずです。

まとめ：工夫して最適な使ったバスタオル干す場所を