最近、バスタオルを使わない生活を選ぶ人が増えています。そもそもバスタオルはいらないのでは、という声も聞かれますが、実際のところバスタオルを使わない人の割合はどのくらいなのでしょうか。
特に洗濯の手間などからバスタオルはいらないと考える女性の声が目立ちます。また、タレントの田中みな実さんが衛生面について言及したことで、タオルの使い方を見直した人もいるかもしれません。
この流れを受けて、バスタオルいらずの生活を始めるには、どのような代替品があるのでしょうか。例えば、手軽に探せるニトリのようなお店でバスタオル代わりになる商品はあるのか、そして不要になったタオルの使い道や捨てるタイミングも気になるところです。
この記事では、バスタオルを使わない選択に関するあらゆる疑問に答え、あなたの生活をより快適にするためのヒントを詳しく解説していきます。
- バスタオルを使わない人の割合とその具体的な理由
- バスタオル代わりにおすすめのタオルの特徴と選び方
- 不要になったタオルの賢い活用法と適切な処分時期
- バスタオルを使わない生活のメリットと知っておくべき注意点


バスタオルを使わない人が増えている理由とは
- 「そもそもバスタオルはいらない」という意見
- 最新調査に見るバスタオルを使わない割合
- なぜ「バスタオルがいらない女性」が多いのか
- 田中みな実さんも言及したタオルの衛生問題
- バスタオルいらずの生活がもたらすメリット
「そもそもバスタオルはいらない」という意見

お風呂上がりにバスタオルを使うことを長年の習慣にしている人は多いと思いますが、近年その必要性を問う声が増えています。バスタオルはいらないと考える人々の主な理由は、洗濯と収納に関する負担の大きさにあります。
バスタオルはサイズが大きいため、洗濯機の中でかさばり、一度に洗える量が限られます。特に家族が多いご家庭では、毎日出るバスタオルだけで洗濯機がいっぱいになることも少なくありません。また、干す際にも広いスペースが必要となり、特に梅雨の時期や冬場、室内干しが中心の環境では乾きにくいという問題が生じます。生乾きの状態が続くと、不快な臭いの原因にもなりかねません。
一方で、フェイスタオルであれば、これらの問題を大きく軽減できます。サイズが小さいため洗濯が楽になり、ハンガーなどを使って省スペースで干すことが可能です。乾きも早いため、常に清潔なタオルを使いやすいという利点があります。
もちろん、デメリットがないわけではありません。体が大きい方や髪が非常に長い方にとっては、フェイスタオル1枚では全身の水分を拭き取るのに物足りなさを感じる場合があります。このような場合は、フェイスタオルを2枚使う、あるいは大きめのフェイスタオルを選ぶといった工夫で対応することが可能です。
このように、日々の家事負担軽減という観点から、バスタオルを使わずフェイスタオルで代用するスタイルが合理的な選択肢として支持を集めているのです。
最新調査に見るバスタオルを使わない割合

「バスタオルを使わない」という選択は、個人の感覚だけでなく、実際のデータにもその広がりが表れています。複数の調査から、一定数の人々がバスタオル以外のタオルを使用している実態が明らかになりました。
例えば、株式会社小学館の運営するサイト「kufura」が2020年に実施した調査では、入浴後にバスタオルを使う女性が7割弱という結果になっています。(調査対象:既婚女性283人)
入浴後に体を拭くタオルのサイズについての回答は、以下のような結果となっています。
タオルの種類 | 使用者の割合 |
---|---|
バスタオル | 68.6% |
フェイスタオル | 30.4% |
その他(ミディアムサイズ・ハンドタオルなど) | 1.0% |
この調査からは、約3割の人が日常的にフェイスタオルで体を拭いていることが分かります。これは決して無視できない数字であり、「フェイスタオル派」が少数派とは言えない状況を示しています。
また、別の調査では、お風呂上りに使用するタオルに何らかの不満を感じている人が4人に3人もいるという結果も出ています。ライオン株式会社が、首都圏に住む20~50代の既婚女性500人を対象とし、2016年に実施した調査です。〉ライオン株式会社の調査結果
不満の理由としては、やはり「乾きにくい(55.9%)」「干す場所に困る(50.0%)」といった洗濯に関する問題が上位を占めました。そして、不満を抱える人の多くが、対処法として「小さめ、もしくは薄めのタオルで済ませる」と回答しています。
これらのデータから、多くの人が従来のバスタオルに不便さを感じており、その解決策としてよりコンパクトなタオルへ移行している、あるいは移行を検討していると考えられます。ライフスタイルの変化や、家事の効率化を重視する価値観が、タオルの選び方にも影響を与えているのです。
なぜ「バスタオルがいらない女性」が多いのか

「バスタオルいらない」という意見は性別を問わず存在しますが、特に女性の間で強く支持される傾向が見られます。その背景には、家事における役割分担や、ライフスタイルに根差した現実的な理由が存在すると考えられます。
多くの家庭において、洗濯は女性が主担当であることが少なくありません。サイズが大きく乾きにくいバスタオルは、日々の洗濯業務の中で大きな負担となります。少しでも洗濯物の量を減らし、干す手間を省きたいという切実な思いが、「バスタオルを使わない」という選択につながるのです。
また、女性は男性に比べて髪が長い場合が多く、入浴後のヘアドライに時間がかかります。一見、吸水量の多いバスタオルが有利に思えますが、実際には「髪用」と「体用」でタオルを分けたいと考える人もいます。その場合、バスタオル1枚よりも、吸水性の高いフェイスタオルを2枚使う方が、衛生的かつ効率的に水分を拭き取れるというメリットがあります。
さらに、ミニマリストという生き方への関心が高まる中で、持ち物を少なく、シンプルに暮らしたいと考える女性が増えています。用途別にサイズの違うタオルを何種類も持つのではなく、フェイスタオルに統一することで、収納スペースを有効活用し、管理の手間を省くことができます。
これらの理由から、家事の効率化、衛生面への配慮、そしてシンプルな暮らしへの志向といった、女性ならではの視点が「バスタオルいらない」という流れを後押ししていると言えるでしょう。
田中みな実さんも言及したタオルの衛生問題

タオルの使い方に対する意識は、近年大きく変化しており、そのきっかけの一つとして、著名人の発言が影響を与えることもあります。タレントの田中みな実さんがテレビ番組で「お股を拭いたタオルで次の日に顔を拭くの?」と発言したことは、多くの人々にタオルの衛生面について改めて考える機会を与えました。
これまでバスタオルを数回使ってから洗濯する習慣があった人の中には、「お風呂上がりの清潔な体を拭くだけだから、タオルは汚れない」と考えていた人も少なくないでしょう。しかし、この考え方に対して、衛生的な観点から疑問が投げかけられた形です。
実際、一度使用して湿ったタオルは、雑菌が繁殖しやすい環境となります。たとえ清潔な体を拭いた後でも、皮脂や角質が付着し、それを栄養源として菌が増殖する可能性があります。特に、デリケートな部分を拭いたタオルを、顔や他の部位に繰り返し使うことに抵抗を感じる人がいるのは自然なことです。
このような衛生観念から、バスタオルであっても「一度使ったら必ず洗濯する」というルールを徹底している家庭も増えています。しかし、これを実践すると洗濯物の量が飛躍的に増加するため、現実的な解決策として「洗濯しやすいフェイスタオルに切り替え、毎回洗う」というスタイルが選ばれるようになります。
田中みな実さんの発言は、個人の清潔感に関するデリケートな問題に光を当てました。これを機に、家族間でもタオルの共用や洗濯頻度について話し合い、それぞれの家庭に合った最適なルールを見つける動きが広がっているのかもしれません。
バスタオルいらずの生活がもたらすメリット

バスタオルを使わない生活、いわゆる「バスタオルいらず」のスタイルは、多くの実践者によってそのメリットが語られています。単にタオルが小さくなるというだけでなく、日々の暮らしに様々な好影響をもたらすと考えられます。
最大のメリットは、やはり洗濯に関する負担の大幅な軽減です。
- 洗濯が楽になる: バスタオルに比べてかさばらないため、一度に多くのタオルを洗濯機で洗えます。洗濯の回数を減らせる可能性もあります。
- 乾燥が早い: 面積が小さく、薄手のものも多いため、乾くまでの時間が圧倒的に短縮されます。部屋干しでも生乾きの心配が減り、特に天候の悪い日が続く季節には大きな利点となります。
- 干す場所に困らない: ベランダの物干し竿を大きく占領することがなく、ハンガーなどを使って限られたスペースにも効率的に干せます。
次に、収納面でのメリットが挙げられます。
- 収納スペースの節約: たたんだ時のサイズが小さいため、収納棚や引き出しにすっきりと収まります。バスタオル専用の大きなスペースが不要になり、他の物のために場所を有効活用できます。
- 管理のシンプル化: タオルの種類をフェイスタオルに統一すれば、用途別に分類する手間が省けます。家族全員が同じタオルを使うことで、管理が一層シンプルになります。
さらに、経済的なメリットも見逃せません。
- 買い替えコストの削減: 一般的に、バスタオルはフェイスタオルよりも高価です。使用するタオルをフェイスタオルに統一することで、タオルにかかる出費を抑えることができます。定期的にタオルを新調したい人にとっては、大きな節約につながります。
これらのメリットが複合的に作用し、時間的、精神的なゆとりを生み出すことが、「バスタオルいらず」の生活が支持される大きな理由となっています。
バスタオルを使わない暮らしを快適にする方法
- 人気の「バスタオル代わり」おすすめアイテム
- バスタオル代わりはニトリでも購入可能か
- 不要になったタオルの意外な使い道
- タオルを捨てるタイミングの見極め方
- バスタオルを使わない生活を快適に送るには
人気の「バスタオル代わり」おすすめアイテム

バスタオルを使わないと決めたものの、どんなタオルを選べば良いか迷う方もいるでしょう。現在では、従来のフェイスタオルだけでなく、様々な特徴を持ったタオルが「バスタオル代わり」として人気を集めています。
ビッグフェイスタオル(ミニバスタオル)
最も代表的な代替品が、「ビッグフェイスタオル」や「ミニバスタオル」と呼ばれる中間サイズのタオルです。一般的なフェイスタオル(約34cm×80cm)とバスタオル(約60cm×120cm)の間に位置するサイズ感が特徴で、フェイスタオルでは物足りないけれどバスタオルは大きすぎると感じる人に最適です。 例えば、「ヒオリエ」の「#バスタオルやめました。」シリーズや、「本田タオル」の「バスタオル卒業宣言」といった商品が有名で、絶妙なサイズ感で高い支持を得ています。
高吸水・速乾タオル
素材や織り方を工夫することで、機能性を高めたタオルもおすすめです。浅野撚糸株式会社の「エアーかおる」シリーズは、特殊な撚糸技術により、驚異的な吸水性と速乾性を両立させた「魔法のタオル」として知られています。髪の長い人でも、このタオル1枚でヘアドライまで完了できるという声も多く聞かれます。
浅野撚糸の公式ショップ【エアーかおるダイレクト】

タオル選びのポイント
バスタオル代わりのタオルを選ぶ際は、以下のポイントを比較検討すると失敗が少なくなります。
ポイント | 詳細 |
---|---|
サイズ | 全身を拭くのに十分か、髪をまとめられる長さがあるかなど、自分の使い方に合ったサイズを選びます。 |
厚みと重さ | 厚手で重いタオルは吸水性が高い傾向にありますが、乾きにくいという側面もあります。バランスが大切です。 |
素材 | 綿(コットン)が一般的ですが、吸水性や速乾性を重視するならマイクロファイバー、リネン(麻)なども選択肢に入ります。 |
肌触り | 特に顔やデリケートな肌に使う場合は、柔らかく摩擦の少ないものを選びましょう。 |
耐久性 | 毎日の洗濯に耐えられるよう、業務用タオルのように丈夫な作りのものもおすすめです。 |
これらの点を踏まえ、様々なメーカーから発売されている商品を比較し、自分のライフスタイルに最も合った一枚を見つけることが、快適な「脱・バスタオル生活」の鍵となります。
バスタオル代わりはニトリでも購入可能か

バスタオル代わりのタオルを探す際、高機能な専門ブランドだけでなく、ニトリのような身近なホームファニシングストアも有力な選択肢となります。結論から言うと、ニトリでもバスタオル代わりに適したタオルを見つけることは十分に可能です。
ニトリのタオル売り場には、様々なサイズ、素材、機能性を持つタオルが豊富にラインナップされています。特に注目したいのは、通常のフェイスタオルよりも少し大きい「スモールバスタオル」や「ロングフェイスタオル」といったカテゴリの商品です。これらは、まさに「ビッグフェイスタオル」や「ミニバスタオル」に相当するサイズ感で、バスタオルの代替品として設計されています。
また、ニトリの「ホテルスタイル」シリーズのタオルは、ふっくらとした厚みと高い吸水性が特徴で、多くのファンを持つ人気商品です。このシリーズのフェイスタオルをバスタオル代わりに使えば、小さいながらも満足感のある拭き心地を得られるでしょう。薄手で乾きやすいタイプがお好みなら、速乾性を謳った機能性タオルも多数見つかります。
ニトリでタオルを選ぶメリットは、手頃な価格帯でありながら、品質も安定している点です。実際に店舗で手に取って、厚みや肌触りを確かめられるのも大きな利点でしょう。「バスタオルを使わない生活を試してみたいけれど、最初から高価なタオルを買うのは少し不安」という方にとって、ニトリは最適なスタート地点となり得ます。まずはニトリで数枚試してみて、自分に必要なタオルのサイズ感や好みの質感を把握してから、他の専門ブランドのタオルを検討するというステップを踏むのも賢い方法です。
不要になったタオルの意外な使い道

バスタオルを使わない生活に切り替えたり、新しいタオルに買い替えたりすると、これまで使っていたタオルが不要になります。しかし、それらをすぐに捨ててしまうのは非常にもったいないことです。古くなったタオルには、家庭内で役立つ多くの使い道が残されています。
掃除道具として再利用する
最も一般的な活用法は、掃除用のウエス(雑巾)にすることです。タオルの素材である綿は吸水性に優れているため、水拭きにもから拭きにも適しています。
- そのままのサイズで: 床や窓、洗面台など広い面積の拭き掃除に便利です。
- 適当な大きさにカットして: サッシの溝や蛇口周りなど、細かい場所の掃除に役立ちます。油汚れがひどいキッチンのコンロ周りなど、一度使ってそのまま捨てられる「使い捨て雑巾」として使うと、後片付けの手間が省けて衛生的です。
その他の便利な使い道
掃除以外にも、タオルの特性を活かした様々な再利用方法があります。
- ペット用タオル: 犬や猫を飼っている家庭では、シャンプー後の体拭きや、散歩後の足拭き用として重宝します。
- 緩衝材として: 引っ越しや荷物の梱包の際に、食器などの割れ物を包む緩衝材として役立ちます。
- 靴の湿気取り・型崩れ防止: 古いタオルを丸めて靴の中に入れておくと、湿気を吸収し、型崩れを防ぐ効果が期待できます。
- 椅子の脚カバー: 小さく切って椅子の脚に巻き付ければ、床の傷防止になります。
このように、役目を終えたタオルにも第二の活躍の場がたくさんあります。環境への配慮という点からも、すぐに捨てるのではなく、最後まで有効活用することを考えてみてはいかがでしょうか。
タオルを捨てるタイミングの見極め方

タオルは消耗品であり、長く使い続けると機能性や快適性が損なわれます。バスタオルを使わない生活を快適に続けるためにも、タオルの替え時を適切に見極めることは大切です。では、具体的にどのような状態になったら「捨てる」タイミングなのでしょうか。
一般的に、タオルの寿命を示すサインはいくつかあります。
- 肌触りの悪化: 新品の頃のふんわり感がなくなり、全体的にゴワゴワ、ガサガサしてきたら、繊維が傷んでいる証拠です。このようなタオルで肌を強くこすると、摩擦で肌を傷つけてしまう可能性があります。
- 吸水性の低下: タオルが水を弾くようになったり、以前のように水分を吸い取らなくなったりしたら、繊維が劣化しているサインです。体を拭いてもすっきりしないと感じるようになります。
- 不快な臭いの発生: 洗濯をしても生乾きのような嫌な臭いが取れなくなった場合、繊維の奥に雑菌が繁殖してしまっている可能性があります。これは衛生的に問題があるため、買い替えを検討すべき明確なサインです。
- 物理的な損傷: 生地が薄くなって透けて見えたり、ほつれや破れが目立ったりしてきたら、物理的な寿命と言えます。
ちなみに、ホテルなどではタオルの洗濯回数を基準に管理しており、約30回の洗濯が交換の一つの目安とされることもあるようです。しかし、家庭での使用頻度や洗濯環境は様々なので、回数にこだわるよりも、前述のようなタオルの「状態」を見て総合的に判断するのが現実的です。
肌触りや吸水性が落ちたタオルは、前述の通り掃除用具などとして再利用し、新しい快適なタオルを生活に取り入れることで、日々の満足度を高めることができます。
バスタオルを使わない生活を快適に送るには
ここまで、バスタオルを使わない生活の様々な側面について解説してきました。最後に、バスタオルを使わない生活スタイルをより快適に、そして自分らしく実践するためのポイントをまとめます。
- バスタオルを使わないという選択は近年増加傾向にある
- 主な理由は洗濯・乾燥・収納といった家事の負担軽減
- 調査によれば約3割の人がフェイスタオルを代用している
- 衛生面を重視しタオルを毎回洗いたいというニーズも背景にある
- バスタオル代わりの一番手はフェイスタオルやビッグフェイスタオル
- 「ミニバスタオル」という中間サイズも人気を集めている
- タオルを選ぶ際はサイズ・厚み・素材・肌触り・耐久性が鍵となる
- 吸水性を重視するなら「エアーかおる」のような高機能タオルがおすすめ
- ニトリなどの身近な店舗でも手頃な価格で代替品が見つかる
- 髪が長い人や体が大きい人はタオルを2枚使うなどの工夫も有効
- 不要になったバスタオルは掃除用のウエスとして最後まで活用できる
- タオルの替え時はゴワゴワした肌触りや吸水性の低下が目安
- メリットだけでなくデメリットも理解した上で判断することが大切
- 家族がいる場合はタオルの使い方についてルールを共有すると良い
- まずは数枚試してみて自分の生活に合うか確かめるのがおすすめ
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