温泉にバスタオルはいらない?荷物を減らす工夫とタオルの作法

温泉にバスタオルはいらない?荷物を減らす工夫とタオルの作法 ノンジャンル
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温泉旅行の準備中、「温泉にバスタオルはいらないのでは?」と考えたことはありませんか。

荷物を軽くしたいけれど、いざ温泉にタオルがないと困るかもしれません。フェイスタオルだけで十分なのか、また銭湯でバスタオルをどうするのが一般的なのか、迷う点は多いものです。

さらに、温泉でタオルを巻いたまま入浴して良いのか、湯船にタオルを入れてはいけない理由、タオルの上手な巻き方、そして銭湯でタオルはどこに置くべきかなど、細かいマナーも気になります。

この記事では、そんなあなたの疑問を解消し、快適に温泉を楽しむための知識を網羅的に解説します。

この記事を読むことで、以下の点について理解を深めることができます。

  • バスタオルなしで温泉を楽しむ具体的な工夫
  • 施設ごとのタオルの扱いや備品の有無
  • 周囲に配慮した温泉でのタオルのマナー
  • 手ぶらで温泉へ行くための準備と注意点

温泉にバスタオルはいらない派の荷物を減らす工夫

  • フェイスタオルだけで済ませる方法
  • 銭湯でバスタオルはどうするのが主流?
  • 温泉にタオルがない場合の対処法
  • タオルのレンタル・販売情報を確認しよう

フェイスタオルだけで済ませる方法

フェイスタオルだけで済ませる方法

温泉へ行く際、必ずしも大きなバスタオルは必要ありません。実際、フェイスタオル1〜2枚で十分に体を拭くことが可能です。

その理由は、入浴後の体温上昇にあります。温泉から上がった体は温まっているため、水分の蒸発が早くなります。このため、フェイスタオルで体の表面にある大きな水滴を取り除くだけで、残ったわずかな水分は体温で自然に乾いていくのです。

具体的な方法としては、まず浴室内でフェイスタオルを固く絞り、全身の水分を大まかに拭き取ります。一度で拭ききれない場合は、再度タオルを絞ってから拭くと吸水性が戻ります。こうして体の水気を減らしてから脱衣所へ移動すれば、バスタオルがなくても不快感はほとんどありません。

用途で使い分ける2枚持ちスタイル

より快適さを求めるのであれば、フェイスタオルを2枚持参する方法が考えられます。1枚は体を洗うためのもの、もう1枚は脱衣所で体を拭くための乾いたタオルとして使用します。この方法なら、乾いた清潔なタオルで体を拭けるため、バスタオルに近い満足感を得られます。荷物のかさばりを抑えつつ、快適性も確保できるため、多くの方におすすめできるスタイルです。

銭湯でバスタオルはどうするのが主流?

銭湯でバスタオルはどうするのが主流?

銭湯でのバスタオルの扱いについては、利用者の習慣や好みによって大きく分かれます。必ずしもバスタオルを持参するのが主流というわけではありません。

前述の通り、フェイスタオルを上手に使って体を拭くことに慣れている人は、バスタオルを持参しないことが多いです。特に男性の利用者にはこの傾向が強く見られます。荷物を最小限にしたい、帰り道に濡れた大きなタオルを持ち歩きたくない、といった理由が考えられるでしょう。

一方で、女性や、お風呂上がりにはふわふわのタオルでしっかりと水分を拭き取りたいと考える人は、バスタオルを持参します。自宅と同じような快適さを求めるのであれば、持参するのが良いでしょう。

どちらが正しいということはなく、個人のスタイル次第と言えます。ただし、脱衣所のロッカーやカゴの大きさには限りがあるため、あまりに大きなバスタオルは収納に困る可能性があり、注意が必要です。

温泉にタオルがない場合の対処法

銭湯ではタオルをどうするのが基本?

旅行先でふらっと立ち寄った温泉や、うっかりタオルを忘れてしまった場合でも、心配する必要はありません。ほとんどの日帰り温泉施設や銭湯では、タオルがない人のための対策が用意されています。

主な対処法は「レンタル」または「購入」の2つです。

多くの施設では、有料でタオルを貸し出しています。料金は施設によって様々ですが、フェイスタオルで100円前後、バスタオルを含めたセットで200円~500円程度が相場です。手ぶらで訪れても入浴できる手軽さが最大のメリットですが、当然ながら費用がかかります。

また、オリジナルのロゴが入ったタオルを販売している施設も少なくありません。これは記念品にもなるため、旅の思い出として購入するのも一つの楽しみ方です。価格は200円~500円程度が一般的です。持ち帰って自宅で使うこともできます。

タオルのレンタル・販売情報を確認しよう

タオルのレンタル・販売情報を確認しよう

温泉や銭湯へ行く前に、タオルの備え付けやレンタル・販売の有無を確認しておくことが、最も確実でスマートな方法です。特に荷物を減らしたい場合や、無駄な出費を避けたい場合には、この一手間が鍵となります。

確認する方法は、施設の公式ウェブサイトをチェックするのが一番です。通常、「ご利用案内」や「料金案内」のページに、アメニティに関する情報が詳しく記載されています。入館料にタオルが含まれているのか、レンタルはいくらなのか、どのようなアメニティが備え付けられているのかを事前に把握できます。

もしウェブサイトに情報がない場合や、より確実な情報を得たい場合は、直接電話で問い合わせるのも良いでしょう。これにより、安心して温泉へ向かうことができます。

参考として、施設タイプごとの一般的なアメニティの傾向を以下の表にまとめました。

施設タイプバスタオルフェイスタオルシャンプー類館内着
温泉旅館
スーパー銭湯
日帰り温泉施設
昔ながらの銭湯××××
  • ◎:料金込・無料の場合が多い
  • 〇:有料レンタル・販売ありの場合が多い
  • △:施設により異なる
  • ×:基本的にない(持参が前提)

バスタオルがいらない人も知るべき温泉でのタオルの作法

  • 湯船にタオルを入れてはいけない理由とは?
  • 濡れた体で脱衣所に上がらないマナー
  • 銭湯ではタオルをどこに置くのが適切か
  • 知っておきたい温泉でのタオルの巻き方
  • 温泉でタオルを巻いたまま入浴はNG?
  • まとめ:温泉にバスタオルがいらないかは状況次第

湯船にタオルを入れてはいけない理由とは?

湯船にタオルを入れてはいけない理由とは?

温泉や銭湯の湯船にタオルを浸けてはいけない、というのは最も基本的なマナーの一つです。これには、主に衛生面他の利用者への配慮という2つの明確な理由が存在します。

第一に、タオルには目に見えない雑菌や、体を洗った際の石鹸カス、ほこりなどが付着している可能性があります。たとえ清潔に見えるタオルであっても、それを湯船に入れることで、お湯を汚してしまうことになります。温泉は多くの人が共有する場所であるため、お湯を清潔に保つことは非常に大切です。

第二に、他の利用者に不快感を与えないための配慮です。他人が使ったタオルが湯船に浮かんでいるのを見て、気持ち良いと感じる人はいません。自分自身が快適に過ごすためにも、他の人が不快に思うような行為は避けるのがマナーです。温泉の泉質や風情を楽しむためにも、全員が気持ちよく過ごせる環境を維持する意識が求められます。

濡れた体で脱衣所に上がらないマナー

濡れた体で脱衣所に上がらないマナー

浴場から脱衣所へ移動する際には、体の水分を軽く拭き取ってから上がるのがマナーです。びしょ濡れのまま脱衣所へ行くと、床が水浸しになってしまいます。

その理由は、安全への配慮と、他の利用者への思いやりの両方にあります。濡れた床は非常に滑りやすく、転倒して怪我をする危険性が高まります。特に高齢者や小さな子供にとっては、重大な事故につながりかねません。

また、他の利用者の持ち物や衣服を濡らしてしまう可能性もあります。脱衣所の床が濡れていると、次に利用する人が靴下を濡らしてしまったり、着替えの際に不快な思いをしたりします。浴室内でタオルを固く絞り、体をポンポンと叩くように拭くだけでも、床に滴る水の量を大幅に減らすことが可能です。全員が快適に施設を利用するために、この一手間を心がけることが大切です。

銭湯ではタオルをどこに置くのが適切か

銭湯ではタオルをどこに置くのが適切か

浴場内に持ち込んだタオルは、置き場所に少し迷うかもしれません。湯船に入れてはいけないというルールはありますが、ではどこに置くのが適切なのでしょうか。

一般的なのは、頭の上にのせるスタイルです。これは、のぼせ防止の効果も期待できるため、理にかなった方法と言えます。水で濡らした冷たいタオルを頭にのせると、頭部に血がのぼるのを和らげることができます。

頭にのせるのが苦手な場合は、湯船の縁や、洗い場の邪魔にならない場所に畳んで置いておきましょう。ただし、他の人が利用するカランの近くや、通路に置くのは避けるべきです。また、岩風呂などの場合は、岩の上に置くこともできます。要するに、お湯の中に入らず、かつ他の利用者の迷惑にならない場所であれば問題ありません。自分の荷物置き場としてスペースを占有しすぎないよう、コンパクトにまとめておく配慮も忘れないようにしたいものです。

温泉入浴のマナーについては、温泉ソムリエ協会のサイトに詳しく書かれていますので、気になる方は確認してみてください。〉温泉ソムリエ協会「温泉のマナー」

知っておきたい温泉でのタオルの巻き方

知っておきたい温泉でのタオルの巻き方

温泉でタオルを使う際、特に体を洗うときの「巻き方」を知っておくと便利です。一般的に温泉に持ち込むのに適しているのは、長さが90cm~100cm程度の薄手のフェイスタオルです。

この長さがあれば、タオルの両端を持って背中に回し、左右に動かすことで楽に背中を洗うことができます。厚手のタオルだと絞りにくく、泡立ちも悪くなりがちですが、昔ながらの薄い綿のタオルは、石鹸の泡立ちも良く、絞りやすいという利点があります。

体を隠すためにタオルを巻きたい場合、このサイズのタオルであれば、女性は胸から腰にかけて、男性は腰回りをぐるりと巻くことが可能です。ただし、次の項目で説明するように、巻いたまま湯船に入ることはマナー違反となるため、あくまで移動中や洗い場での使用に留めてください。機能性と携帯性を考えると、やはり薄手のフェイスタオルが温泉には最適と言えます。

温泉でタオルを巻いたまま入浴はNG?

温泉でタオルを巻いたまま入浴はNG?

テレビの温泉番組などで、出演者がタオルを巻いたまま入浴しているシーンを見かけることがありますが、これは撮影上の特別な許可を得て行われている演出です。一般の利用者が同じようにタオルを巻いたまま湯船に入るのは、マナー違反となります。

理由は「湯船にタオルを入れてはいけない理由とは?」で述べたことと全く同じです。タオルを体に巻いている以上、そのタオルは湯船に浸かることになります。これにより、タオルの繊維や汚れでお湯が汚染され、衛生状態が悪化する可能性があります。

手術痕や傷などを隠したいという理由でタオルを使いたいと考える方もいるかもしれません。そのような場合は、「湯浴み着(ゆあみぎ)」という入浴専用の着衣の利用が推奨されています。これは着用したまま入浴することが認められているものですが、全ての施設で許可されているわけではありません。そのため、湯浴み着を利用したい場合は、事前に施設へ着用が可能かどうかを確認することが不可欠です。

まとめ:温泉にバスタオルがいらないかは状況次第

この記事では、温泉でバスタオルが本当に必要か、そしてタオルに関する様々なマナーについて解説しました。最終的に、温泉にバスタオルを持参するかどうかは、個人の好みと訪れる施設の状況によって決まります。

以下に、今回の重要なポイントをまとめました。

  • 温泉旅行でバスタオルは必須ではない
  • フェイスタオル1枚から2枚で十分に代用できる
  • 体を拭く際はタオルを固く絞って水分を減らすのがコツ
  • 入浴後の体は温まっているため水分が蒸発しやすい
  • 施設によってタオルの備え付けやレンタル状況は大きく異なる
  • スーパー銭湯は入館料にタオルレンタルが含まれることが多い
  • 昔ながらの銭湯ではタオルや石鹸の持参が基本
  • 訪問前に施設の公式サイトで備品情報を確認するのが確実
  • タオルがない場合でも有料でレンタルや購入が可能
  • 衛生上の理由から湯船にタオルを浸けるのは厳禁
  • お湯を汚さず清潔に保つのは利用者全員のマナー
  • びしょ濡れのまま脱衣所に上がるのは避ける
  • 脱衣所の床を濡らすと転倒の危険があり他の人にも迷惑がかかる
  • 浴場内のタオルは頭の上や湯船の縁などお湯に入らない場所に置く
  • タオルを巻いたまま湯船に入る行為は原則としてNG

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