- 毎日の食器洗いがめんどくさい!
- 食器洗いを簡単に済ませる方法はないの?
毎日家族の食事作りをしているお母さん・お父さんなら誰でも、食器洗いをめんどうに感じたことがあるはずです。
食事を作り続ける限り、誰かが食器洗いをしないといけません。しかし、「嫌だな〜」と思いながら食器洗いに毎日向き合うのは、ストレスが溜まります。
私は3歳と6歳の子供のいるワーママです。家族の食事を毎日作り、食器洗いももちろん毎日しています。
この記事では、面倒な食器洗いを少しでもラクに楽しくするためのアイデアをご紹介します。
この記事で紹介しているアイデアを実践すれば、めんどうな食器洗いが「ちょっとラクに」「ちょっと楽しく」なります。
チェックポイント
・食器洗いをラクにするには、食器洗い前の準備が大事!
・楽しいことと一緒にすれば、食器洗いも楽しくなる!
食器洗いにちょっとした工夫を加えることで、食器洗いをラクで楽しい家事に昇格しましょう。
食器洗いは嫌われ家事
主婦向けの情報メディア「SHUFUFU」が実施した「嫌いな家事」に関するアンケート調査を見てみると、食器洗いは3位にランクインし、全体の27.3%の人が「嫌いな家事」として挙げています。
嫌いな理由としては、「手が荒れる」「時間がかかる」「汚れが落ちずにイライラする」という理由が挙げられています。
食洗機導入家庭は全体の30%
経済産業省の統計データを見てみると、食器洗い機の日本での普及率は約35%にとどまっています。
欧米では7割程度の普及率になっているという民間等の調査結果もあり、欧米に比べると日本の食器洗い機の普及率は低くなっています。
日本の住宅事情などにより、据え置き型の食器洗い機をキッチンに置くスペースがないと言ったことが理由として考えられます。
共働き家庭が増え、家事時短の需要はあっても、食洗機を活用している家庭はそれほど多くないことがわかります。
食器洗いをラクにする時短アイデア7選
食器洗いをする前から準備を整えることで、食洗機を使わなくても食器洗いの手間と時間を短縮できます。
食器洗いにかかる手間を減らすことはもちろん、時間が短ければ手荒れのリスクも減らすことができます。
- 汚れた食器を重ねない
- 汚れの少ないものから洗う
- 頑固なデンプン汚れはつけ置き
- 頑固な油汚れは事前にふき取る
- ワンプレートにして使う食器を減らす
- ボウルなどは使ったらすぐ洗う
- 楽しいことと一緒にやる
汚れた食器を重ねない
汚れた食器を重ねないようにしましょう。
汚れた食器を重ねてしまうと食器の裏側に余計な汚れが付いてしまいます。
食器の裏側は基本的にはあまり汚れないので、ササっとこするだけでキレイになります。食器を重ねることで、食器の裏にもべったりと汚れが付いてしまうので、泡立てたスポンジでしっかりと洗わなくてはいけなくなります。
汚れた食器は重ねずに、食器に余計な汚れを付けないようにしましょう。
そうは言っても、食器を下げる時に1つずつ運ぶのは合理的ではありません。お椀やお茶碗など、汚れの移りにくいものだけを重ねるように工夫しましょう。
汚れの少ないものから洗う
使った食器を汚れの多いものと少ないものとに分けて、汚れの少ないものから洗いましょう。
汚れたものを先に洗うと、スポンジについた汚れが後に洗う食器に付いてしまって逆に汚れを広げてしまいます。
汚れの少ないグラスやコップ→汁物に使ったお椀など→米粒などデンプン汚れのあるもの→油汚れがひどいものという順番で洗っていけば、スポンジの汚れを気にすることなくスムーズに洗い進められます。
頑固なデンプン汚れはつけ置き
お茶碗などについた頑固なデンプン汚れは、食器を洗い始める前につけ置きしておきましょう。
少しの時間でも水やお湯につけておくと、デンプン汚れは格段に落ちやすくなります。
洗い桶を置いておくスペースがないという方は、他の食器のすすぎの水がかかる位置にお茶碗を置いておくだけでも汚れ落ちは違います。
つけ置きの際の注意点としては、汚れの少ない物は一緒につけ置きしないということです。汚れの多い食器と一緒につけ置きしてしまうと、汚れの少ない食器は逆に汚れてしまいます。
頑固な油汚れは事前にふき取る
頑固な油汚れは、油が固まってしまう前にふき取りましょう。
時間が経って固まってしまった油汚れをいきなりスポンジでこすってしまうと、スポンジが油汚れでベトベトになってしまいます。汚れたスポンジで他の食器を洗おうとすると、逆に汚れを付けてしまうことになります。
使い古しのラップや古新聞などで汚れをふき取りごみとして捨てれば、食器洗いがラクになるだけでなく、環境にも優しく排水口のつまりも防ぐことができます。
ワンプレートにして使う食器を減らす
ワンプレートに食事を盛り付けるよう工夫して、使う食器の数を減らしましょう。
洗う食器の量が少なければ食器洗いもすぐに終わります。
仕切りのあるワンプレートの食器を使えば、料理の味が混ざってしまう心配もありません。
ボウルなどは使ったらすぐ洗う
調理に使ったボウルなどの道具は、料理の隙間時間に洗ってしまうと後がラクです。
煮物を煮込んでいる時間・炒め物に火が通るのを待つ時間・電子レンジの温めを待つ時間など、見直してみると調理中の隙間時間は意外とあります。隙間時間を活用して食器洗いをしてしまいましょう。
調理中に食器洗いを進めておくことで、食後の食器洗いが少しラクになります。
楽しいことと一緒にやる
自分が楽しいと思えることをしながら食器洗いをしましょう。
楽しいことをしながら食器洗いをすれば、めんどうな食器洗いが楽しい時間にすり替わります。
「目」と「手」は食器洗いに使っているので、「耳」「口」だけでできる楽しみを見つけましょう。家族と会話、音楽を聴く、オーディブルで本を聞く、ラジオを聞くなど、主に「耳」を使った楽しみ方がおススメです。
好みの食器をそろえてみたり、新しい洗剤や道具を試してみたりといった工夫をすることでも食器洗い自体を楽しく感じられるようになります。「大事な食器を洗う作業」「新しい洗剤や道具を試す作業」であれば、普段の食器洗いとは一味違った食器洗いになるでしょう。
時短アイデアは食洗機を使う場合にも活用できます
食洗機を使わない前提で時短アイデアを紹介しましたが、食洗機を使う場合にも、これらのアイデアは活躍します。
食器を食洗機に入れる前に「予洗い」という作業があります。「予洗い」では食洗機に入れる食器の汚れを事前に落とします。時短アイデアで予洗いの作業をラクにすることができます。
汚れた食器は重ねない
食器の裏側には食洗機の水圧が届きにくいため、食器の裏側を汚さない工夫は必要です。
食器自体の汚れが少なければ、水でサッと流すだけで予洗いが完了します。
余計な汚れを付けないことは、食洗機の予洗いをラクにするポイントです。
汚れの少ないものから洗う
予洗いの場合も、汚れの少ないものから洗うように心がけましょう。
汚れのひどい食器を洗うと、余洗い用のブラシが汚れてしまいます。汚れたブラシで他の食器を洗ってしまうと、逆に汚れを広げてしまいます。ブラシを洗う作業も増えてしまいます。
食洗機に入れる前の予洗いも、汚れの少ないものから洗うように意識することで、ブラシの汚れを気にせずに予洗いを進められます。
頑固なデンプン汚れはつけ置き
お茶碗にこびりついた米粒は、事前に落としてから食洗機に入れましょう。
食洗機は、油汚れには強いですがデンプン汚れは少しニガテです。米粒が付いたまま食洗機に入れてしまうとカチカチの米粒が食器に残ってしまいます。
デンプン汚れにはつけ置きがおススメです。他の食器を予洗いしている短い時間だけでも水に浸しておくと、ブラシでこするだけで簡単に汚れが落ちるようになります。
頑固な油汚れは事前にふき取る
油汚れをふき取って、食洗機に入れましょう。
食洗機が油汚れには強いと言っても、油汚れがひどすぎると他の食器にまで油汚れが広がってしまいます。油汚れを事前にふき取ることで、予洗い用のブラシも汚れません。
ワンプレートにして使う食器を減らす
食洗機で食器を洗う場合も、使う食器をなるべく減らすように意識しましょう。
食器が多いと食洗機に入りきれずに手洗いする食器が増えてしまいます。
ボウルなどは使ったらすぐ洗う
ボウルなどの調理器具は、調理の隙間に洗ってしまうのは、食洗機を使う場合も同じです。
大きな調理器具は基本的に食洗機に入らないため、手洗いすることになります。調理中の隙間時間に洗ってしまえば、食後の食器洗いがラクになるのは、食洗機を使っていてもいなくても同じです。
楽しいことと一緒にやる
ながら家事で、予洗いの時間も楽しくしましょう。
食洗機で食器洗いをすると言っても、予洗いの作業は避けられません。楽しいことと並行して作業することで、予洗いの時間も楽しい時間にすり替えてしまいましょう。
食洗機に食器を並べる作業をめんどうに感じる方もいると思います。頭の体操だと思って食器を並べる作業をパズルのように楽しむのもおススメです。
おススメの食器洗いグッズ
食器洗いをラクに楽しくするためのグッズを紹介します。
柄付きブラシ
食洗機を使って食器洗いをしている場合の予洗い用に、柄付きブラシが便利です。
我が家は食洗機派ですが、柄付きブラシで予洗いをするようになってから、食器洗いのストレスが激減しました。
- 手に水がかからないので、手荒れを防ぐことができる
- 食器と一緒に食洗機で洗える
水仕事をするとどうしても手荒れが気になってしまいますが、極力手を水につけないことで、手荒れのリスクを減らすことができます。
食洗機に入れることができるので、ブラシ自体を手洗いする手間をかけずに、ブラシを清潔に保つことができます。
薄いまな板
木でできた大きなまな板を食洗機に入れるのは難しいですが、プラスチックの小さめのまな板であれば食洗機に入れて洗うことができます。
我が家では、2つのまな板を使い分けています。大きなもの、たくさんの物を切る時は、大きな木のまな板を使います。逆に小さなもの、少ないものを切る時は、小さなプラスチックのまな板を使います。
薄くて小さなまな板であれば食洗機に入るので、手洗いしなくてもキレイに保つことができます。
洗えるキッチンペーパー
洗えるキッチンペーパーを台ふきとして使うと、台ふきんをキレイに保つ苦労が無くなります。
食器洗いとは少し違いますが、食事後の片付けとして、「テーブルを拭いて、台ふきんを洗って消毒する」という家事があります。しかし、台ふきんを布のふきんからキッチンペーパーに代えてしまうと、ふきんを消毒する手間が無くなります。
一般的なキッチンペーパーだと1度水にぬらすと小さく固まってしまい広げるのが大変ですが、この「洗えるキッチンぺーパー」であれば、水にぬらして絞った後に簡単に広げることができ、台ふきんとして使えます。
汚れが気にならなければ2〜3回乾かして使い、汚れが気になってきたら捨てるようにしています。
オーディブル・イヤホン
食器洗いの作業を楽しくするために「ながら家事」をおすすめします。
自分自身が楽しいと感じることならなんでもいいのですが、オーディブルで本を聴く、音楽を聴くなど、「耳」をつかった趣味が特におすすめです。食器洗いに「耳」は使わないので、ストレスなく食器洗いと並行することができます。
めんどうな食器洗いの作業を楽しい時間にすり替えましょう。
おススメの食洗機(ビルトイン・タンク式)
食器洗いをラクにするためには、食洗機は強い味方です。
どうせ予洗いが必要なら食洗機があっても同じでは?と考える方もいるかもしれません。
手洗いだと泡立てたスポンジで食器を隅々までキレイに洗って泡をすすぐ必要がありますが、食洗機の予洗いは柄付きブラシで目立つ汚れを流すだけです。手間が格段に違います。
今食洗機を使っていない方、キッチンに十分なスペースが取れないとお悩みの方はタンク式の食洗機を検討してみましょう。
キッチンのリフォームを検討していたり、家の購入を検討しているような場合には、ビルトイン型の食洗機を導入することをおススメします。
まとめ
- なるべく食器を汚さないように意識する
- 汚れに合った洗い方をする
この2点を意識するだけで、食器洗いが格段にラクになります。
食器洗いは面倒な嫌われ家事ですが、誰かがしないと終わりません。「ながら家事」で食器洗いを楽しい時間にすり替えてしまうのもおススメです。
ちょっとした工夫を加えて、食器洗いを楽しく簡単に終わらせてしまいましょう。
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