いただきものの大きすぎるバスタオルや、買い替えで余ってしまった大量のタオルの使い道に困っていませんか。捨てるにはもったいないけれど、収納スペースを圧迫してしまうのは悩みの種ですよね。
実は、バスタオルの再利用は縫わないでできる簡単な方法から、手縫いやミシンを使った本格的なリメイクまで、驚くほどたくさんの選択肢があります。
例えば、手間をかけずにバスタオルを再利用する方法もあれば、少し手を加えてバスタオルをフェイスタオルにリメイクしたり、おしゃれな座布団に変身させたりすることも可能です。
この記事では、そんな大判バスタオルのさまざまな使い道を具体的に解説し、あなたの暮らしに役立つアイデアを提案します。
- 縫わずにできる大判バスタオルの再利用法
- 手縫いやミシンを使ったリメイクのアイデア
- 古くなったタオルの最後まで使い切る方法
- シーン別の便利な活用術
縫わずに活用する大判バスタオルの使い道
- いただき物の大きすぎるバスタオルの活用アイデア
- 大量のタオルの使い道に困っていませんか
- バスタオル再利用は縫わない方法もある
- ブランケットやソファカバーとして活用
- レジャーシートや日よけとしても便利
いただき物の大きすぎるバスタオルの活用アイデア

お祝いなどでいただく機会のあるブランド物のバスタオルは、大きすぎたり厚手すぎたりして、普段使いには少し扱いにくいと感じる方もいるかもしれません。そういった質の良い大判バスタオルは、日常の中で少し特別な使い方をするのがおすすめです。
例えば、寝室のベッドスローとして使えば、ホテルのような高級感を演出できます。また、来客用のタオルケットとして備えておけば、急な宿泊にも対応可能です。肌触りの良いものなら、赤ちゃんのデリケートな肌にも優しいため、おくるみやプレイマット代わりにするのも良いでしょう。
このように、体を拭くという本来の用途にこだわらず、インテリアや特別なシーンで活用することで、いただき物のバスタオルを大切に使い続けられます。
大きすぎるバスタオルの活用ポイント
体を拭く以外の用途に目を向けることで、活用の幅が大きく広がります。インテリアの一部として取り入れたり、特定のシーンで使う特別なアイテムとして保管しておくと良いでしょう。
大量のタオルの使い道に困っていませんか

引っ越しや大掃除、タオルの買い替えなどで、一度に大量のバスタオルが不要になることがあります。まだ使える状態のタオルを捨てるのは忍びないものの、すべてを収納しておくスペースもありません。
このような場合、まずはタオルの状態をチェックして仕分けることから始めましょう。比較的きれいなものは、前述の通りインテリアや寝具として活用できます。少し使い古したものであれば、ペット用のマットやベッドとして利用するのがおすすめです。タオル地は洗いやすく、ペットの毛や汚れも気にせず使えるため非常に便利です。
また、車の中に数枚常備しておくのも良いでしょう。急な雨で濡れた時や、荷物が汚れないように敷くシートとして、さまざまな場面で役立ちます。量を減らすことを目的に、家の中のさまざまな場所に配置して「置きタオル」として活用するのも一つの方法です。

私も車のトランクに2枚ほど古いバスタオルを常備しています。子供が公園で泥だらけになった時や、灯油を買いに行った時など、本当に重宝しますよ!
バスタオル再利用は縫わない方法もある

「リメイクはしたいけど、裁縫は苦手…」という方でも、全く問題ありません。大判バスタオルの再利用は、針と糸を使わずにできる方法がたくさんあります。
最も手軽なのは、キッチンのシンク下や洗面台の下に敷くマットとして使う方法です。水漏れや洗剤の液だれを吸収してくれるうえ、汚れたらすぐに交換できるので衛生的。適度な大きさに折りたたんで置くだけで完成です。
他にも、クローゼットや押し入れの床に敷いて湿気対策にしたり、シーズンオフの扇風機や暖房器具のホコリよけカバーとして被せたりする使い方も有効です。特別な加工をせず、「敷く」「被せる」「畳む」だけで立派な再利用になります。
縫わない再利用のメリット
手間や時間がかからないのが最大のメリットです。思い立ったらすぐに実践でき、もしその使い方がしっくりこなくても、また別の用途に気軽に変えることができます。
ブランケットやソファカバーとして活用

大判バスタオルの大きさと肌触りの良さを活かせば、リビングで活躍するアイテムに早変わりします。特に、ソファカバーとしての利用は非常におすすめです。
ソファに掛けておくだけで、汗や皮脂、食べこぼしなどの汚れからソファ本体を守ってくれます。特に小さなお子様やペットがいるご家庭では重宝するでしょう。バスタオルならソファカバーよりも気軽に洗濯できるため、常に清潔な状態を保てます。色や柄を変えれば、お部屋の模様替えも楽しめます。
また、少し肌寒い季節や冷房が効いた部屋では、ひざ掛けやブランケットとして使うのにぴったりです。パイル地のタオルは空気を含んで見た目以上に暖かく、心地よい時間を過ごせます。リビングに一枚置いておくと、さまざまなシーンで役立つ万能アイテムとなります。
レジャーシートや日よけとしても便利

大判バスタオルは、インドアだけでなくアウトドアシーンでも大活躍します。その携帯性の良さと多機能性は、荷物を減らしたいレジャーに最適です。
例えば、ビーチやプールでは体を拭くだけでなく、砂浜やプールサイドに敷いてレジャーシート代わりに使えます。一般的なレジャーシートと違って肌触りが良く、濡れた水着のまま座っても不快感がありません。吸水性が高いので、撤収時に砂がついても後処理が楽なのも嬉しいポイントです。
さらに、夏の強い日差しを避けたいときには、肩から羽織って日よけとして使えます。車の窓際に吊るせば、即席のサンシェードにもなります。キャンプやピクニック、スポーツ観戦など、一枚持っていくだけでさまざまな役割をこなしてくれる頼もしい存在です。
アウトドア利用の注意点
地面に直接敷く場合は、湿気や汚れがつきやすい点に注意が必要です。特に湿った地面では、タオルの吸水性が裏目に出てしまうこともあります。防水シートと併用すると、より快適に使えるでしょう。
リメイクで広がる大判バスタオルの使い道
- バスタオルをフェイスタオルにリメイク
- 手縫いで作る簡単なバスマットや枕カバー
- ミシンを使えばオリジナルの座布団に
- ペット用マットやスリッパへのリメイク
- 古くなったら掃除用品として最後まで活用
- アイデア次第で広がる大判バスタオルの使い道
バスタオルをフェイスタオルにリメイク

「バスタオルとしては大きいけど、生地はまだしっかりしている」という場合には、より使いやすいサイズのタオルにリメイクするのがおすすめです。特にフェイスタオルやハンドタオルへのリメイクは、実用性が高く無駄がありません。
作り方は非常にシンプルです。まず、作りたいタオルのサイズに合わせてバスタオルを裁断します。一般的にフェイスタオルは約34cm×80cm、ハンドタオルは約34cm×35cmが目安です。裁断したら、切り口がほつれないように端を三つ折りにして縫うだけ。ミシンがあればあっという間に完成しますが、手縫いでも十分に作れます。
このリメイクのメリットは、一枚の大きなタオルから複数の小さなタオルを作れる点です。同じ柄でサイズ違いのタオルが揃うので、洗面所のタオルを統一したい場合にもぴったり。少し手間をかけるだけで、使い勝手の良いタオルセットが手に入ります。
手縫いで作る簡単なバスマットや枕カバー

ミシンがなくても、手縫いで挑戦できるリメイクはたくさんあります。中でも、バスマットと枕カバーは、直線縫いがメインなので初心者の方にもおすすめです。
吸水性抜群のバスマット
バスタオルは吸水性が命なので、バスマットへのリメイクはまさに適材適所です。作り方は、バスタオルを好みの厚さになるように2〜4つに折りたたみ、周囲をぐるっと縫い合わせるだけ。縫い方は、丈夫な「半返し縫い」や、縫い目が見えにくい「コの字まつり縫い」が良いでしょう。複数の異なるタオルをパッチワークのように組み合わせれば、デザイン性の高いオリジナルマットも作れます。
肌触りの良い枕カバー
寝汗をかきやすい方には、タオル地の枕カバーが最適です。枕にバスタオルを巻き付け、重なる部分を縫い合わせるだけで簡単な筒形のカバーが完成します。頻繁に洗濯したい枕カバーだからこそ、気軽に洗えるタオル地は非常に衛生的です。使い古して柔らかくなったタオルを使えば、より肌に優しい仕上がりになります。
ミシンを使えばオリジナルの座布団に

ミシンが使えるなら、もう少し凝ったリメイクにも挑戦できます。大判バスタオルを使った座布団作りは、ふかふかの仕上がりと実用性の高さから人気があります。
基本的な作り方は、バスタオルを二つ折りにして袋状に縫い、中に綿や不要になったタオル、衣類などを詰めて口を閉じるというもの。シンプルな四角い座布団はもちろん、複数のタオルを組み合わせてカラフルなデザインにしたり、円形にしたりとアレンジも自由自在です。厚手のバスタオルを使えば、より丈夫で長持ちする座布団になります。
座布団リメイクのポイント
中綿には、専用の手芸綿だけでなく、着なくなったTシャツやセーターなどを細かく切ったものを再利用するのもエコでおすすめです。適度な重みが出て、座り心地も安定します。
このリメイクは、ただ再利用するだけでなく、新しい価値を持ったインテリアアイテムを生み出す楽しさがあります。お子様の好きなキャラクターのタオルで作ってあげれば、きっと喜んでくれるでしょう。
ペット用マットやスリッパへのリメイク

少し上級者向けのリメイクとして、ペット用マットやタオルスリッパの作成も面白いアイデアです。
ペットが喜ぶふかふかマット
前述の座布団作りの応用で、ペットの大きさに合わせた専用マットを作ることができます。バスタオルを二つ折りにし、コの字型に縫って袋状にします。開いている部分から綿や細かく切ったタオルを詰め、最後に口を縫い閉じれば完成です。飼い主の匂いがついたタオルなら、ペットも安心してリラックスできるでしょう。
夏に快適なタオルスリッパ
タオル地のスリッパは、素足で履くととても気持ちが良く、吸水性にも優れているため夏場に最適です。型紙が必要になりますが、インターネットで無料の型紙を探すこともできます。例えば、nunocoto fabricというサイトでは、型紙付きでタオルスリッパの作り方が詳しく解説されています。(参照:nunocoto fabric「【無料型紙あり】ルームシューズの作り方」)
足の裏が当たる部分と甲の部分をパーツごとに裁断し、縫い合わせて作ります。少し難易度は上がりますが、完成した時の満足感は格別です。自分だけのオリジナルスリッパで、おうち時間を快適に過ごしてみてはいかがでしょうか。
古くなったら掃除用品として最後まで活用

タオルが古くなり、ゴワゴワしたり、汚れが目立ってきたりしたら、いよいよ最終段階の活用法です。掃除用品としてリメイクすれば、その吸水性と繊維の特性を最後まで活かしきることができます。
最も一般的なのは、使いやすい大きさにカットして雑巾にすることです。タオルのパイル生地は、ホコリや髪の毛を絡め取りやすく、水拭きにも乾拭きにも適しています。ミシンで端を処理するとより長持ちしますが、使い捨て感覚で使うなら切りっぱなしでも問題ありません。
もう一つの便利な使い方が、フローリングワイパーのカバーです。ワイパーのヘッドより少し大きめにカットし、四隅の差し込み口に押し込むだけで簡単に装着できます。洗って繰り返し使えるので、市販のドライシートやウェットシートを買い続けるよりも経済的です。

コンロ周りの油汚れや、窓のサッシの掃除など、特に汚れがひどい場所で使ってそのまま捨てられるように、小さくカットしたものをストックしておくと本当に便利ですよ。
アイデア次第で広がる大判バスタオルの使い道
この記事では、大判バスタオルのさまざまな使い道についてご紹介しました。最後に、活用のポイントをリスト形式でまとめます。
- 大判バスタオルは体を拭く以外にも多くの使い道がある
- 大きすぎるタオルはベッドスローや来客用ケットとして活用できる
- 大量のタオルはペット用や車載用など各所に配置して消費する
- 裁縫が苦手でも縫わないでできる再利用法はたくさんある
- 「敷く」「被せる」だけで湿気対策やホコリよけになる
- ソファカバーとして使えば汚れ防止と模様替えが同時に叶う
- ひざ掛けやブランケット代わりにもなりリビングで活躍する
- アウトドアではレジャーシートや日よけとして機能する
- 簡単なリメイクでフェイスタオルなど実用的な小物に変身する
- 手縫いでもバスマットや枕カバーは十分に作れる
- ミシンがあれば中綿を詰めてオリジナルの座布団が作れる
- ペット用のマットやタオルスリッパなど上級リメイクもある
- 古くなったタオルは雑巾や掃除用ワイパーとして最後まで活用する
- 縫わない活用法から本格的なリメイクまでアイデアは無限大
- 捨てる前に一度、他の使い道がないか考えてみることが大切


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