旅行やジムへの持ち運び、または生活感をなくしておしゃれな洗面所にしたい時、100均の化粧水詰め替えボトルは非常に便利です。
しかし、ダイソーやセリアなどのお店には多種多様な化粧品詰め替え容器があり、どれを選べば良いか迷ってしまうことも少なくありません。特に、粘度の高いクリームを入れる場合や、アルコール成分を含む化粧水に対応しているかなど、選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。
この記事では、無印良品の人気アイテムとも比較しながら、あなたの用途に合ったおすすめのボトルを見つけるお手伝いをします。ダイソーの詰め替え容器セットの魅力から、セリアで見つけるおしゃれなデザインまで、賢い選び方を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
- 100均で買える詰め替えボトルの種類と基本的な選び方
- ダイソー・セリアなど店舗ごとの商品の特徴と違い
- 化粧水・クリームなど中身に合わせた最適な容器の見つけ方
- ボトルを衛生的に使い、おしゃれに見せるためのコツ
100均の化粧水 詰め替えボトルの賢い選び方
- まずは化粧品の詰め替え容器の基本を知ろう
- クリームを入れるならジャータイプがおすすめ
- 旅行には漏れにくくコンパクトな容器を
- ボトルの素材とアルコール対応の確認は必須
- 詰め替え前にボトルを洗浄する際の注意点
まずは化粧品の詰め替え容器の基本を知ろう

100均で化粧水の詰め替えボトルを選ぶ前に、まずは容器の基本的な種類とそれぞれの特徴を理解しておくことが大切です。正しく選ぶことで、使いやすさが向上するだけでなく、中身の劣化を防ぐことにも繋がります。
詰め替え容器は、主に以下の4つのタイプに分けられます。
容器タイプ | 特徴と主な用途 |
---|---|
スプレータイプ | サラサラした液体状の化粧水やヘアミスト向き。顔や髪に直接、霧状に吹きかけることができ、日中の乾燥対策にも便利です。 |
ポンプタイプ | 化粧水からジェル状の美容液、乳液まで幅広く対応。ワンプッシュで一定量を出せるため、出し過ぎを防げます。泡で出てくるタイプは洗顔料にも適しています。 |
チューブタイプ | 乳液や粘度の高いクリーム、洗顔フォームなどに向いています。容器を押して中身を出すため、量の調整がしやすく、最後まで使い切りやすいのがメリットです。 |
ジャータイプ | 固めのフェイスクリームやヘアワックス、バームなどを入れるのに最適です。口が広いので、ヘラ(スパチュラ)などを使って簡単に詰め替えられます。 |
これらのタイプの中から、自分が詰め替えたい化粧品の種類やテクスチャーに合わせて選ぶことが最初のステップです。例えば、水のようにシャバシャバした化粧水であればスプレータイプが、とろみのある化粧水や乳液であればポンプやチューブタイプが使いやすいでしょう。
選び方のポイント
詰め替え容器を選ぶ際は、「何を入れるか」を明確にすることが重要です。液体の粘度や使い方をイメージすることで、最適なボトルタイプが見えてきます。
クリームを入れるならジャータイプがおすすめ

化粧水だけでなく、フェイスクリームやハンドクリームを詰め替えたいと考える方も多いでしょう。粘度が高く、固めのテクスチャーであるクリーム類には、ジャータイプの容器が最も適しています。
ジャータイプがおすすめな理由は、主に2つあります。
- 詰め替えが簡単
ジャータイプは容器の口が広いため、元の容器からヘラ(スパチュラ)などを使って移し替える作業が非常に簡単です。ポンプやチューブのように狭い口から無理に入れる必要がなく、中身をこぼしたり汚したりするリスクを減らせます。 - 最後まで使い切りやすい
指やスパチュラで直接すくって使うため、容器の隅に残ったクリームも無駄なく最後まで使い切ることが可能です。ポンプ式などでは最後まで吸い上げられずに残ってしまうことがありますが、ジャータイプなら経済的です。
100均でも様々なサイズやデザインのジャー容器が販売されています。特にダイソーやセリアでは、連結できるタイプやシンプルなクリアタイプなど、用途に合わせて選べるのが魅力です。
衛生面での注意点
ジャータイプの容器は指で直接クリームを取ることが多いため、雑菌が繁殖しやすいというデメリットがあります。これを防ぐため、使用前には必ず手を清潔にし、専用のスパチュラを使うことを強くおすすめします。スパチュラも100均で手に入れることが可能です。
旅行には漏れにくくコンパクトな容器を

旅行や出張、スポーツジムなど、化粧品を持ち運ぶ機会は意外と多いものです。その際に最も避けたいのが、カバンの中で中身が漏れてしまうトラブルです。そのため、携帯用の詰め替えボトルは「漏れにくさ」を最優先に選ぶ必要があります。
漏れにくい容器を見分けるポイントは以下の通りです。
- キャップの構造:フタがしっかりと閉まるスクリューキャップ(ねじ式)は、ワンタッチ式に比べて密閉性が高く、漏れにくい傾向にあります。
- 素材の硬さ:柔らかすぎる素材のボトルは、カバンの中で圧迫された際に中身が出やすいことがあります。適度な硬さのあるボトルを選ぶと安心です。

飛行機を利用する場合、液体の機内持ち込みには制限があることも忘れてはいけません。国際線では「100ml(g)以下の容器に入れ、容量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋に入れる」というルールがあります。
100均にはこのルールに対応したミニサイズのボトルが豊富なので、旅行前にはぜひチェックしてみてくださいね。
また、セリアなどで販売されている「熱圧着パウチ容器」や「使い切り詰め替えチューブ」は、1回分ずつ小分けにできるため、数泊の旅行に非常に便利です。これらは使い終わったら捨てられるので、帰りの荷物が軽くなるというメリットもあります。
ボトルの素材とアルコール対応の確認は必須

詰め替えボトルを選ぶ際に、デザインや形状だけでなく、「素材」を確認することは非常に重要です。特に、アルコール(エタノール)成分が含まれている化粧水を詰め替える場合は、細心の注意が求められます。
なぜなら、ボトルの素材によってはアルコールで容器が溶けたり、変形・変質したりする危険性があるからです。多くの100均ボトルの注意書きに「シンナー、除光液、アルコール類を入れないでください」と記載されているのはこのためです。
アルコールに対応できる素材・できない素材
一般的に、詰め替えボトルには以下のようなプラスチック素材が使われています。
素材 | 特徴 | アルコール耐性 |
---|---|---|
PET(ポリエチレンテレフタレート) | 透明度が高く、多くの飲料ボトルに使われる。 | 低い。高濃度のアルコールで変質する可能性があるため、注意が必要。 |
PP(ポリプロピレン) | 半透明で硬い。耐熱性・耐薬品性に優れる。 | 高い。アルコール入り化粧水の詰め替えに適している。 |
PE(ポリエチレン) | 乳白色で柔らかい。チューブタイプの容器に多い。 | 高い。こちらもアルコールに対応可能。 |
確認方法
ボトル本体の裏面や底、またはパッケージに「PP」「PE」といった素材表記があるかを確認しましょう。もし表記が見当たらない場合や、注意書きにアルコール不可と明記されている場合は、アルコールフリーの化粧水を入れるか、別のボトルを選ぶのが安全です。キャンドゥで販売されている「カード型スプレーボトル」のように、アルコール対応を明記している商品もあります。
詰め替え前にボトルを洗浄する際の注意点

新しい詰め替えボトルを購入した際、「そのまま使って良いのか、一度洗うべきか」と迷うことがあるかもしれません。結論として、衛生面を考慮し、使用前には必ず洗浄することをおすすめします。
たとえ新品であっても、製造過程や店頭での陳列中にホコリや微細なゴミが付着している可能性があります。これらが化粧水に混入すると、雑菌が繁殖し、肌トラブルの原因になりかねません。
正しい洗浄と乾燥の手順
- 水道水で洗う
まず、ボトルとキャップの内側を水道水でよくすすぎます。このとき、食器用洗剤を使う方もいますが、もし使う場合はすすぎ残しがないよう、念入りに洗い流してください。洗剤成分が残っていると、化粧品の品質に影響を与える恐れがあります。 - 完全に自然乾燥させる
洗浄後は、ボトルを逆さまにして、内部に水分が完全になくなるまで自然乾燥させます。水滴が残ったまま化粧水を詰め替えると、雑菌が繁殖する原因となります。ドライヤーの熱風で乾かすのは、容器が変形する可能性があるため避けましょう。 - ポンプやスプレーの水分も抜く
ポンプやスプレータイプの容器は、チューブの内部に水が残りやすいです。乾燥させた後、実際に化粧水を詰め替える前に、空の状態で数回プッシュして、内部に残った水分を完全に出し切ることも大切なポイントです。
豆知識:煮沸消毒はNG
プラスチック製のボトルは熱に弱いため、煮沸消毒は絶対に行わないでください。容器が溶けたり、有害な物質が発生したりする危険性があります。
100均のおすすめ化粧水 詰め替えボトルを徹底比較
- ダイソーの詰め替え容器セットは種類が魅力
- デザイン性で選ぶならセリアのボトル
- ラベル活用でおしゃれなボトルに変身
- 比較して選びたい無印良品の小分けボトル
- 用途に合わせたおすすめのボトルタイプ
- 賢く選ぼう!100均の化粧水 詰め替えボトル
ダイソーの詰め替え容器セットは種類が魅力

数ある100円ショップの中でも、ダイソーは詰め替え容器のラインナップが非常に豊富で、機能性に優れた商品が多いのが特徴です。化粧水だけでなく、様々な用途に対応できるボトルが見つかります。
特に注目したいのが、「アイクリーム真空容器」や「スポイト付ボトル」といった、少し特殊なタイプの容器です。真空容器は、中身が空気に触れにくいため酸化を防ぎ、最後まで衛生的に使えるのがメリット。スポイト付きボトルは、美容液など少量ずつ丁寧に使いたい化粧品に最適です。
また、旅行や初めて詰め替えボトルを試す方には「トラベル用詰め替えセット」がおすすめです。これには、数種類のボトルやクリームケース、詰め替えに便利なヘラやスポイトまでがセットになっており、これ一つで必要なものが揃うため非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
ダイソーのおすすめポイント
- 種類の豊富さ:ワンタッチ式、ポンプ式、スプレー式、真空式など、機能で選べる。
- セット商品:旅行に便利なセットや、複数の容器がセットになった商品が充実。
- サイズ展開:数日の旅行用の少量サイズから、自宅で使う大きめサイズまで揃う。
実用性や機能性を重視するなら、まずはダイソーのトラベル用品コーナーやコスメコーナーをチェックしてみると良いでしょう。
デザイン性で選ぶならセリアのボトル

一方で、「容器のデザイン性にもこだわりたい」「洗面所をおしゃれな空間にしたい」という方には、セリアの詰め替えボトルがおすすめです。セリアは、シンプルで洗練されたモノトーンカラーや、アンティーク風のクラシカルなデザインの商品が多く、100円とは思えない高見えアイテムが揃っています。
例えば、スリムな形状でスタイリッシュな「ポンプボトル スリムタイプ」は、化粧水と乳液を並べて置くだけで、ホテルのアメニティのような統一感を演出できます。また、人気の「広がるミストスプレーボトル」は、非常に細かいミストが広範囲に噴射される機能性の高さに加え、見た目もシンプルで人気の商品です。

セリアのボトルは、生活感を隠してインテリアに馴染ませたい方にぴったりです。同じシリーズで揃えれば、ごちゃごちゃしがちな洗面台もすっきりと整いますよ。
機能性だけでなく、日々のスキンケアのモチベーションを上げてくれるような、お気に入りのデザインを探したい場合は、ぜひセリアを訪れてみてください。
ラベル活用でおしゃれなボトルに変身

透明や半透明のボトルに詰め替えると、統一感は出るものの、「どのボトルに何が入っているか」が一目で分からなくなってしまうという問題が起こります。この問題を解決し、さらに見た目をおしゃれに格上げしてくれるのが「ラベリング」です。
100均には、様々なデザインのラベルシールが販売されています。特に、水回りで使用することを考えると、濡れても剥がれにくい「耐水仕様」のラベルを選ぶことが重要です。
ラベリングのコツ
- フォントやデザインを統一する:同じシリーズのラベルシールを使うことで、ボトル全体に統一感が生まれます。セリアなどで手に入る、シンプルな英語表記のラベルは特に人気があります。
- 貼る位置を揃える:複数のボトルを並べる場合、ラベルを貼る高さを揃えるだけで、格段にすっきりと整って見えます。
- 中身を分かりやすく表記する:おしゃれな英語表記だけでなく、家族全員が分かるように小さく日本語表記も併記しておくと親切です。
このひと手間を加えるだけで、100円のボトルがまるでブランド品のような佇まいに変わります。自分だけのオリジナルボトルを作る楽しみもあり、スキンケアの時間がより一層楽しくなるでしょう。
比較して選びたい無印良品の小分けボトル

100均のボトルも非常に優秀ですが、比較対象としてよく挙げられるのが無印良品の「小分けボトル」シリーズです。品質や使い心地にこだわりたい方は、こちらも選択肢に入れてみると良いでしょう。
無印良品のボトルの特徴は、そのシンプルを極めたデザインと、しっかりとした作りにあります。価格は100均よりも高くなりますが、その分、耐久性や密閉性、スプレーの霧の細かさなどに定評があります。
100均と無印良品の小分けボトルの比較を表にまとめました。
項目 | 100均(ダイソー・セリアなど) | 無印良品 |
---|---|---|
価格 | 非常に安い(110円が中心) | 100均よりは高価(250円~) |
デザイン | 種類が豊富。装飾的なものからシンプルなものまで様々。 | シンプルで統一感のあるデザイン。 |
品質・機能性 | 商品による差が大きい。アイデア商品も多い。 | 全体的に品質が安定している。特にポンプやスプレーの精度が高いと評判。 |
システム性 | 特になし。 | 別売りのヘッドを付け替えてカスタマイズ可能。(例:化粧水ボトルにスプレーヘッドを装着) |
結論として、「まずは気軽に試したい」「色々な種類を揃えたい」という場合は100均が、「長く使える品質の良いものが欲しい」「シンプルなデザインで統一したい」という場合は無印良品が、それぞれ適していると言えます。両方の良いところを組み合わせて使うのも賢い方法です。
用途に合わせたおすすめのボトルタイプ

ここまで解説してきた情報を基に、詰め替える化粧品の種類ごとに、どのボトルタイプがおすすめかをまとめました。ご自身の使っているアイテムと照らし合わせて、最適なボトル選びの参考にしてください。
詰め替えるアイテム | おすすめのボトルタイプ | 選ぶポイント |
---|---|---|
サラサラ系の化粧水 | スプレータイプ | ミストの細かさをチェック。顔に直接使うなら細かい霧状に出るものが良い。 |
とろみ系の化粧水・美容液 | ポンプタイプ or スポイト付きボトル | ワンプッシュで適量が出せるポンプか、一滴ずつ調整できるスポイトが便利。 |
乳液・ジェル | ポンプタイプ or チューブタイプ | 粘度が高くても出しやすい。柔らかい素材のチューブは最後まで絞り出しやすい。 |
クリーム・バーム | ジャータイプ | 口が広く詰め替えが楽。衛生的に使うためにスパチュラの併用を推奨。 |
オイルクレンジング | ポンプタイプ | 濡れた手でも使いやすいポンプ式が便利。ただし、オイルに対応した素材か確認が必要。 |
このように、中身の特性を理解して容器を選ぶことが、快適なスキンケアライフへの近道です。ぜひ、ご自身の用途にぴったりの一本を100均で見つけてみてください。
賢く選ぼう!100均の化粧水 詰め替えボトル
この記事では、100均で手に入る化粧水詰め替えボトルの選び方から、店舗ごとの特徴、便利な使い方までを詳しく解説しました。最後に、記事の要点をリストで振り返ります。
- 詰め替え容器にはスプレー・ポンプ・チューブ・ジャーの基本タイプがある
- 入れる化粧品の種類や粘度に合わせて容器のタイプを選ぶことが重要
- クリームなど固めのテクスチャーには口の広いジャータイプが適している
- 旅行用には漏れにくいスクリューキャップ式でコンパクトな容器がおすすめ
- 飛行機の機内持ち込みは100ml以下の容器というルールに注意する
- アルコール成分を含む化粧水にはPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)素材のボトルを選ぶ
- ボトルの素材表記や注意書きは必ず確認する
- 詰め替え前にはボトルを水道水で洗浄し、完全に自然乾燥させることが衛生的
- ダイソーは機能的なボトルや便利なセット商品が豊富
- セリアはおしゃれでインテリアに馴染むデザイン性の高いボトルが魅力
- ラベリングをすることで中身の識別が容易になり、見た目もおしゃれになる
- ラベルは水に強い耐水仕様のものを選ぶと長持ちする
- 品質やシンプルなデザイン性を重視するなら無印良品のボトルも比較対象になる
- 100均と無印良品は価格や品質、デザインの方向性が異なるため用途で使い分けるのが賢い
- 自分の目的やライフスタイルに合った最適なボトルを見つけることが大切
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